レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年11月28日
- 登録日時
- 2014/11/28 13:03
- 更新日時
- 2015/03/04 17:40
- 管理番号
- 宇南14-00191
- 質問
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解決
明治21年(1888)ごろ大隈重信(おおくま しげのぶ)が外務大臣を務めていた時のことを知りたい。
1 明治21年ごろの内閣は何内閣であったか。
2 当時条約改正に当たっていた条約とは何か。
3 大隈重信が襲撃された時間と場所はどこか。
- 回答
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1 明治21年(1888)、大隈重信が外務大臣だったときの内閣
『歴代内閣・首相事典』で明治21年ごろの内閣と外務大臣を調べた。
大隈重信は,第一次伊藤博文内閣と黒田清隆内閣で外務大臣を務めたことがわかった。
・第一次伊藤博文内閣 明治21年2月1日~4月30日
・黒田清隆内閣 明治21年4月30日~22年12月24日
2 当時条約改正に当たっていた条約
日米修好通商条約
『ビジュアル・ワイド明治時代館』の「不平等条約の争点」(p.278)に、「安政5年(1858)6月、江戸幕府が結んだ日米修好通商条約は、その後の不平等条約の出発点となった。なぜならば、この条約で、領事裁判権と協定関税が決められたからである。」との記載がある。
3 大隈重信が襲撃された時間と場所
明治22年10月18日午後4時ごろ、来島恒喜(くるしま つねき)が、閣議終了後、霞ヶ関外務省官邸に入ろうとした大隈重信の馬車に爆弾を投げつけ,大隈の右足を負傷させた。大隈の傷は重く、官邸内で直ちに手術が施されたが、右足膝上より切断を余儀なくされた。
①『歴代内閣・首相事典』の黒田清隆内閣の項目に「大隈条約案反対運動」(p.15~p.16)があり、「大隈外相の被爆」という記述がある。
②『明治時代史大辞典 第1巻 (あ~こ)』
・「大隈重信暗殺未遂事件」(p.321~p.322)
「明治二十二年十月十八日午後四時ごろ、来島は閣議を終え霞ヶ関外務省官邸に入ろうとした大隈の馬車に爆弾を投じ、大隈の右足を負傷させた。来島はその場で短刀により自殺した。」
「大隈の傷は重く、官邸内で直ちに手術が施されたが、右足膝上より切断を余儀なくされた。」
・「大隈条約案反対運動」(p.324)
「大隈が十八日の閣議を終え外務省にさしかかったとき、玄洋社員来島恒喜(くるしま つねき)が馬車に爆弾を投げつけ、割腹自殺した。大隈は片足を失い、十月二十四日政府は条約改正中止を決定し大隈を除き内閣は総辞職した。」
③『日本近現代人物履歴事典』の「大隈重信」(p.100~p.101)
「明治22.10.18来島恒喜に襲撃され負傷,右脚切断」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 個人伝記 (289 8版)
- 政治史.事情 (312 8版)
- 参考資料
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鳥海靖 編 , 鳥海, 靖, 1934-. 歴代内閣・首相事典. 吉川弘文館, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010641672-00 , ISBN 9784642014533 -
宮地正人, 佐々木隆, 木下直之, 鈴木淳 監修 , 宮地, 正人, 1944- , 佐々木, 隆, 1951- , 木下, 直之, 1954-. ビジュアル・ワイド明治時代館. 小学館, 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008004742-00 , ISBN 4096230316 -
宮地正人, 佐藤能丸, 櫻井良樹 編 , 宮地, 正人, 1944- , 佐藤, 能丸, 1943- , 桜井, 良樹, 1957-. 明治時代史大辞典 第1巻 (あ~こ). 吉川弘文館, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023157334-00 , ISBN 9784642014618 -
秦郁彦 編 , 秦, 郁彦, 1932-. 日本近現代人物履歴事典. 東京大学出版会, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003979833-00 , ISBN 4130301209
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鳥海靖 編 , 鳥海, 靖, 1934-. 歴代内閣・首相事典. 吉川弘文館, 2009.
- キーワード
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- 大隈重信
- 外務大臣
- 条約改正
- 大隈条約案反対運動
- 大隈重信暗殺未遂事件
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000163737