レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 北海道立図書館 (2110028) | 管理番号 (Control number) | 参調 15-0047 | |||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2015/08/19 | 登録日時 (Registration date) | 2016年03月31日 00時30分 | 更新日時 (Last update) | 2016年03月31日 00時30分 | |||||
質問 (Question) | 鉄道関係者について (鉄道の車輪にフランジを設け、線路からの脱線の危険性を飛躍的に減らす技術を開発した技術者) ①誰か ②その人物について書かれている資料が見たい | |||||||||
回答 (Answer) | ①ネット情報によって、その人物が「ウィリアム・ジェソップ (土木技師 英国人)」らしいことがわかった。 ②ジェソップについては、『輸送の安全からみた鉄道史』において、「頻発する脱線事故に(略)脱線対策を自分の担当分野のレールで解決するのではなく、相手の分野の車輪に目をつけ(略)車輪にフランジを付けたところ、曲線区間でもうまく走行することが出来ることを発見した。(略)発明者の彼は、その後「鉄道軌道の父」と呼ばれ、今なお鉄道技術者から尊敬され続けている。」とある。(p.14) さらに、発明者であるジェソップについて調べてみたが、人物事典等には名前が見られるものの、鉄道車輪に関する記述は見当たらなかった。 人物事典によると、彼は土木技術者として運河の設計や橋梁など多岐にわたって活躍しており、鉄道車輪に関しては、インターネット百科事典のwikipedia「ウィリアム・ジェソップ」の項目において、「(バッターリー鉄工所) 1790年にジェソップは、パートナーのベンジャミン・アウトラム (Benjamin Outram)、フランシス・ベアスフォード (Francis Beresford)、ジョン・ライト (John Wright) と共同で、ダービーシャーに鋳鉄のレールを生産するためにバッターリー鉄工所 (Butterley Company) を設立した。それまでのレールは、レール側にフランジを備えており車輪が平らになっていたが、ジェソップは初めて車輪側にフランジを備えてレールを平らにしたものを開発し、1789年からレスターシャーのナンパンタン (Nanpantan) とラフバラーの間で石炭貨車を牽く馬車鉄道に利用して成功を収めていた。アウトラムは鉄工所の生産とジェソップの事業向けの設備に関わった」とあり、18世紀末には発明と生産に乗り出しているとの記述が見られる。 人物辞典及び伝記については3点ほど見られる。(回答文献 2-4) | |||||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 事項調査 | 内容種別 (Type of subject) | 人物 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000190485 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |