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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
茨城県立歴史館(閲覧室) (5000004)管理番号
(Control number)
茨歴閲2012044
事例作成日
(Creation date)
2012年08月09日登録日時
(Registration date)
2012年08月10日 09時01分更新日時
(Last update)
2014年04月06日 14時04分
質問
(Question)
加波山事件の参加者に赤穂義士の子孫がいるらしい。関連する図書を紹介してほしい。
回答
(Answer)
浅野氏が笠間藩から赤穂藩へ移ったため,笠間藩との関係が深いようです。『輝いた笠間藩士たち』には,「笠間ゆかりの赤穂義士」という項があり22名が取り上げられています。

加波山事件についての図書はいろいろありますが,『加波山事件関係資料集』には「加波山事件関係者人名表」(pp.753-761)があり,同書に出てくる関係者を一覧で見ることができます。
上記『輝いた笠間藩士たち』に掲載されている者の中では「勝田新左衛門」の名が一覧表にありました。確認したところ同書p.533の玉水嘉一著「加波山事件実記」に玉水嘉一の母方の祖先が勝田新左衛門であると書かれていました。玉水嘉一については,『東陲民権史』,『切巌玉水嘉一翁伝』もご覧ください。
赤穂義士の名前では1名しか出ていませんでしたが,同じ姓の者は一覧表に何名も出ていますので,関係のある者がいるかもしれません。
加波山事件関係の主な図書としては,下記参考資料(5)~(10)をご覧ください。

また,勝田新左衛門の家族が帰村した地域(旧本木村)のある『大和村史』には,「赤穂義士の仇討と勝田新左衛門」(pp.367-376)の節があります。そのほかに「加波山事件」(pp.450-476)の節もあり,加波山事件に関係した勝田盛一郞について詳しく書かれています。
回答プロセス
(Answering process)
(1) インターネットで検索(検索語:加波山事件+赤穂浪士+子孫)
  桜川市で策定した「桜川市歴史的風致維持向上計画」p.19に「勝田新左衛門」,「潮田又之丞」の名前あり。
   「桜川市歴史的風致維持向上計画」 桜川市 2011.7
   www.city.sakuragawa.lg.jp/cms/data/doc/1316567984_doc_23.pdf  [last access 2012/08/10]

(2) 当館所蔵「茨城人物索引」で勝田新左衛門,潮田又之丞を確認
  勝田新左衛門:勝田武尭(たけたか)で掲載あり。
            前後の勝田姓の者をみると加波山事件関係者として「勝田盛一郞」あり。
  潮田又之丞:掲載なし。
           前後の潮田姓の者にも加波山事件関係者なし。

(3) 「茨城人物索引」の参考文献より『輝いた笠間藩士たち』を確認。
  pp.18-29「笠間ゆかりの赤穂義士」あり。
   p.22「事件後,武尭の家族は本木村に帰村し,雨引山楽法寺近くの勝田家一族の墓地に武尭の墓標を建てた」
   加波山事件関係については記述なし。

   (参考)「笠間ゆかりの赤穂義士」として取り上げられている者:
     大石内蔵助良雄 大石瀬左衛門信清 勝田新左衛門武尭 大高源五忠雄(ここまで項目あり)
     堀部弥兵衛金丸 吉田忠左衛門兼亮 小野寺十内秀和 潮田又之丞高教 木村岡右衛門貞行 間喜兵衛光延
     赤埴源蔵重賢 岡嶋八十右衛門常樹 原惣右衛門元辰 片岡源五右衛門高房 近松勘六行重 中村勘助正辰
     杉野十平次次房 千馬三郎兵衛光忠 不破数右衛門正種 早水藤左衛門満尭 矢田五郎右衛門助武 
     三村次郎左衛門包常

(4) 当館DBで加波山事件関係図書を検索
 ◎『加波山事件関係資料集』
    p.2 史料紹介あり→野島幾太郎著『加波山事件』,関戸覚蔵著『東陲民権史』,
                  田岡嶺雲著『明治叛臣伝』,板垣退助監修『自由党史』
    pp.753-761 「加波山事件関係者人名表」→勝田新左衛門あり。
                                   (3)で挙げられている者と同じ姓を持つ者は多数出ている。
    p.533 玉水嘉一著「加波山事件実記」に玉水嘉一の母方の祖先が勝田新左衛門であると書かれていた。

 『伝聞加波山事件』→勝田盛一郞について詳しいが,赤穂浪士との関係については記述なし。
 『続 伝聞加波山事件』→同上
 『東陲民権史』→「十八志士の小伝」(pp.351-418)に玉水嘉一の項があるが,赤穂浪士との関係については記述なし。

(5) 玉水嘉一と勝田盛一郞について図書を検索
 ○『切巌玉水嘉一翁伝』
    p.7 母:艶子の祖父:勝田十左衛門について「赤穂義士の一人勝田新左衛門武尭の裔」との記述あり。
 ×『下館市史』(玉水の出身地)→加波山事件については詳しいが,赤穂浪士との関係については記述なし。

 ○『大和村史』(旧本木村)
    pp.367-376 「赤穂義士の仇討と勝田新左衛門」という節あり。
       p.370 勝田新左衛門の家系は本木村名主を務めた勝田家の分家
    pp.450-476 「加波山事件」の節に「加波山事件と勝田盛一郞」という項あり。
       p.458 「勝田家は代々本木村の名主役を務めた名望家」→盛一郞は本家
事前調査事項
(Preliminary research)
インターネットで検索したが見つからなかった。子孫の名前はわからない。
加波山事件の図書があまりみあたらない。
NDC
関東地方  (213 8版)
日本  (281 8版)
参考資料
(Reference materials)
(1) 『輝いた笠間藩士たち』(ふるさとの歴史2) 小室昭 2004 《当館請求記号 K226/12》
(2) 『加波山事件関係資料集』 稲葉誠太郎編 三一書房 1970 《当館請求記号 K226/12》
(3) 『東陲民権史』 関戸覚蔵著 養勇館 1903 《当館請求記号 K210.5/31》
(4) 『切巌玉水嘉一翁伝』 玉水嘉一翁伝刊行会 《当館請求記号 K289/134》
(5) 『加波山事件 民権派激挙の記録』(東洋文庫79) 野島幾太郎著 林基・遠藤鎮雄編 平凡社 1970(5版) 《当館請求記号 K210.6/11》
(6) 『加波山事件-自由民権への憧憬と散華-』(ふるさと文庫) 加波山事件研究会編 崙書房 1979 《当館請求記号 K081/1/カ9》
(7) 『伝聞ノート4 伝聞加波山事件』(ふるさと文庫) 岡村安久著 筑波書林 1983 《当館請求記号 K081/1/オ1》
(8) 『続伝聞加波山事件』 岡村安久著 筑波書林 1988 《当館請求記号 K081/1/オ1-1-2》
(9) 『自由民権機密探偵史料集』 井出孫六〔ほか〕編 三一書房 1981 《当館請求記号 K210.6/16》
(10) 『茨城県史料 近代政治社会編3 加波山事件』 茨城県立歴史館編 茨城県 1987 《当館請求記号 K210.08/9/9-3》
(11) 『大和村史』 飯島光弘〔ほか〕編 大和村 1974 《当館請求記号 K239/3》
キーワード
(Keywords)
加波山事件
赤穂義士
玉水嘉一(たまみず かいち)
赤穂藩
笠間藩
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
※質問者は県外居住者だったため,住所地近くの図書館の所蔵を確認・紹介
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000109804解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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