レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/08/21
- 登録日時
- 2018/12/23 00:30
- 更新日時
- 2018/12/23 00:30
- 管理番号
- 6001034245
- 質問
-
解決
『中国書画名品図録』(大阪市立美術館[ほか]編集)に米万鐘書の「行書暢当登鸛雀楼詩軸」が掲載されていた。この詩の読み下しと現代語訳はないか。また米万鐘と暢当それぞれの略歴も知りたい。
- 回答
-
1.「登鸛雀楼」の読み下しと現代語訳について
・『中国詩跡事典』(植木久行/編 研文出版 2015.3)
漢詩に詠まれた中国の代表的な詩跡が項目ごとに掲載されています。p.56に「鸛雀楼」の項目があり、原文、読み下し文ならびに現代語訳が記されています。なお、当書には作者について暢当は誤伝で暢諸の作であるとの記述があります。
・『唐詩の旅:黄河篇』(松浦友久/著 社会思想社 1980.3)
p.175に原文、読み下し文ならびに現代語訳が記されています。
2.米万鐘の略歴について
・『書学大系:研究篇3』(同朋舎出版 1989.1)
中国の書家の小伝が時代別に掲載されています。米万鐘については、p.108に履歴や参考文献に関する記述があります。
・『明詩綜:第6册』((清) 朱彝尊/辑録 中華書局 2007.3)
清の朱彝尊の撰による明の詩集です。米万鐘の詩も一首とりあげられており、p.2913に米万鐘の簡単な履歴に関する記述があります。
3.暢当の略歴について
・『唐才子伝之研究 訂正版』(布目潮渢/著 汲古書院 1982.2)
『唐才子伝』は元の辛文房の撰で、五代を含んだ唐代の詩人の伝記です。
p.216-218に原文ならびに現代語訳や解説が記載されています。
[事例作成日:2018年8月21日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 書.書道 (728 8版)
- 詩歌.韻文.詩文 (921 8版)
- 参考資料
-
- 中国詩跡事典 植木/久行‖編 研文出版 2015.3 (56)
- 唐詩の旅 黄河篇 松浦/友久∥著 社会思想社 1980.3 (175)
- 書学大系 研究篇3 同朋舎出版 1989 (108)
- 明詩綜 第6册 (清) 朱彝尊∥辑録 中華書局 2007.3 (2913)
- 唐才子伝之研究 訂正版 布目/潮渢∥著 汲古書院 1982 (216-218)
- キーワード
-
- 漢詩(カンシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体,その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000249084