レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年1月29日
- 登録日時
- 2009/07/05 17:51
- 更新日時
- 2010/04/02 11:08
- 管理番号
- 相大-H20-0026
- 質問
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解決
江戸時代 佐渡金山や山形の上山市で金がとれたとのことだが、当時はどのように精錬作業を行なったのか。
また道具としてカサカケ・セリイタ・タタキハチ・ユリイタ(農具)を使ったらしいがそのことも知りたい。
- 回答
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回答プロセス①⑯の資料と⑬の情報を提供した。
- 回答プロセス
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自館OPACにてキーワード「佐渡金山」で検索
①『図説 佐渡金山』 TEM研究所 河出書房新社 1985 がヒット。自館にないため、神奈川県立図書館OPACで検索し、神奈川県立図書館に所蔵有り。
取寄せ提供した。
道具については自館のレファレンス資料で調査したが、鉱山と関係する説明はなかった。使用した資料を以下に記す。
②『絵引民具の事典』 河出書房新社 2008 【S25297573 R383.9】 ユリイタの説明が「まんごくとおし」の中にあるが鉱山との関係なし
③『国史大辞典 15巻下』 吉川弘文館 1997 【S13726674 R210.0】
④『江戸時代用語考証事典』 池田正一郎 新人物往来社 1984 【S05946702 R210.5】
⑤『復元江戸生活図鑑』 笹間良彦 柏書房 1995 【S25268558 R210.5】
⑥『風俗辞典』 東京堂出版 1987 【S05726179 R380.3】
⑦『綜合日本民俗語彙 第5巻』 平凡社 1955 【S06531610 R380.3】
⑧『江戸生活事典』 稲垣忠生 青蛙房 1986 【S07363484 R382.1】
⑨『江戸のくらし風俗大事典』 柏書房 2004 【S24796799 R382.1】
⑩『江戸学事典』 弘文堂 1984 【S26326470 R210.5】
インターネットGoogoleで検索
⑪キーワード「金 精錬方法」→「甲州金」 http://www.h4.dion.ne.jp (最終確認2009年7月8日)の項目の中に「甲州金の作り方(精錬方法)」があり [精錬方法が確立する前は、川の水の中で皿を使った比重選鉱で砂金をとることにより金を得ていた・・・]と記述あり。
⑫キーワード「比重選鉱」(⑪より)→「粉成」の項目に[「セリ板」「フネ」「ユリ板(盆)」などの鉱山用具・・・」とあり。この項目は⑬のサイトとリンクしていた。
⑬「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」 http://www.town.minobu.lg.jp (最終確認2009年7月8日)のホームページにセリイタとユリイタの使用方法が 写真入りで有り。
⑭キーワード「鉱山用具」→「民俗文化財」 http://www2.city.kazuno.akita.jp (最終確認2009年7月8日)がヒット。
⑮は「鹿角市教育委員会」のホームページ http://www.city.kazuno.akita.jp/kakuka_folder/gakuji/kyouikuiinn/iinkai.jsp (2010年4月1日最 終確認)にあり、その中の「尾去沢鉱山資料」に[(せりいた)、・・かさかけ用椀、・・]の記述あるが説明はない。
これらの調査から“生活”というキーワードが浮かび、自館の参考図書を調べたところ、複本で貸出できる資料あり。
⑯『山漁村生活史事典』 秋山高志 柏書房 1981 【S05560941 384】
注:【 】内は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 各種の金属鉱床.採掘 (562 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 佐渡金山
- 精錬方法
- 鉱山用具
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 事柄
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000056228