レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年1月23日
- 登録日時
- 2019/01/23 15:32
- 更新日時
- 2019/03/13 12:04
- 管理番号
- 小野31-004
- 質問
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解決
三木市(兵庫県)の名前の由来を知りたい。
- 回答
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『日本歴史地名大系 29-2』平凡社 p.223~224
「市名は中世の三木庄、近世の三木町の庄名・町名を継承する。」とある。
中世以前の「三木」の由来について
①『角川日本地名大辞典 28』角川書店 p.1407
②『三木市史』三木市 p.25~30「美嚢郡、ミナギの意味」
③『美嚢郡誌』名著出版 p.1~3「第一節 郡名ノ起源」
④『市史研究みき 1』三木市教育委員会 p.17
⑤『ひょうごの地名を歩く』神戸新聞総合出版センター p.188~190
⑥『ひょうごの地名』神戸新聞出版センター p.52
⑦『播磨国風土記新考』臨川書店 p.479~481「美嚢郡」
⑧『伝承の里みき』三木市立図書館 p.1~5「地名のはじまり」
⑨『地志播磨鑑(復刻版)』播磨史籍刊行会 p.279「三木郡」
『播磨国風土記』や『播磨鑑』から二説あり、
①水の流れが清いところから「ミナガレ」あるいは「ミナギワ」から「ミナギ(美袋・美奈木)」という地名ができた。
(大兄伊射報和気命(おおえのいざほわけのみこと:のちの履中天皇)が志染に寄った際、「美奈木」と命名したともいわれている。)
のちに、「ミノ・ミノウ(美嚢)」になり「三木」に転訛した。
②神宮皇后がこの地に立ち寄った際に、酒壺(ミキ)を奉ったところから「ミキ(御酒)」とよばれ、のちに「三木」の字が当てられた。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 近畿地方 (216)
- 参考資料
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日本歴史地名大系 第29巻 2 (兵庫県の地名 2). 平凡社, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002912289-00 , ISBN 4582490611 -
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 , 「角川日本地名大辞典」編纂委員会. 角川日本地名大辞典 28 兵庫県. 角川書店, 1978.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045456109-00 , ISBN 4040012801 -
三木市. 三木市史. 三木市, 1970.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001215052-00 -
三木市教育委員会教育企画部文化スポーツ振興課 編 , 三木市教育委員会. 市史研究みき : 新三木市史研究紀要. 三木市教育委員会教育企画部, 2016.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027647272-00 -
有井基 著 , 有井, 基, 1932-. ひょうごの地名を歩く. 神戸新聞総合出版センター, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001985991-00 , ISBN 4875216750 -
吉田茂樹 著 , 吉田, 茂樹, 1932-. ひょうごの地名. 神戸新聞出版センター, 1983.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001680908-00 , ISBN 4875214316 -
井上通泰 著 , 井上通泰. 播磨国風土記新考. 臨川書店, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I078689491-00 -
福本 錦嶺 著 , 福本‖錦嶺. 伝承の里みき. 三木市立図書館, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I046025284-00 -
兵庫県美嚢郡教育会 編 , 兵庫県美嚢郡教育会. 兵庫県美嚢郡誌. 名著出版, 1972.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045376662-00 -
平野 庸脩 編 , 平野‖庸脩. 地志播磨鑑. 兵庫県教育図書販売, 1983.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I046079355-00
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日本歴史地名大系 第29巻 2 (兵庫県の地名 2). 平凡社, 1999.
- キーワード
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- 三木市
- 兵庫県
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 三木 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000250553