レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/12
- 登録日時
- 2018/03/02 00:30
- 更新日時
- 2018/03/02 00:30
- 管理番号
- 6001029923
- 質問
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解決
青色発光ダイオードなどの材料となる窒化ガリウム(ガリウムナイトライド, GaN)を製造する国内のメーカーを知りたい。
- 回答
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以下の図書に記載がある。
●『鉱物資源マテリアルフロー 2014』 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構 2015.3)
p.160-164「ガリウム(Ga)
p.163「生産者及び生産品目」に「日本におけるガリウムの主要生産者及び生産品目は表3の通りである。」として、
主要生産者8社(DOWAグループ、ラサ工業、日亜化学工業、日立電線、昭和電工、三菱化学、古河電子、住友電気工業)ごとの素材(亜鉛副産物、輸入メタル製錬、再生地金)および製品(GaAs、GaN、GaP)6種の生産品目の表がある。
GaNの生産者として丸印が付いているのは、日立電線、三菱化学、古河電子、住友電気工業の4社である。
●『メタル元素・メーカー・リサイクル事典』 日刊市况通信社編集部∥編集 (日刊市况通信社 2011.5)
p.150-152「ガリウム(Ga)」
p.150-151「国内主要中間生産者」に名前が挙がっている11社のうち、「GaN」が(製造品目として)記載されているのは
「日亜化学工業(高純度ガリウム、GaN)」「住友電気工業(GaAs、GaN)」「日立電線(同)」「三菱化学(GaP、GaAs、GaN)」の4社である。
●『ANNUAL REVIEW 2017 素材編(工業レアメタル 133)』 (アルム出版社 2017.7)
p.22-24「Ga ガリウム Gallium」
p.24「日本の市場動向」に、「鉱石などからの国内生産者はDOWAグループのみとなっており、それ以外では、輸入もしくはリサイクルにより供給が賄われている。」とガリウムについては記載があるが、窒化ガリウムについては記載がない。
●『半導体材料データブック 2008』 (電子ジャーナル 2008.4)
p.135-230「第2編 半導体材料の製品別市場動向」
p.148-151「第2節 化合物半導体ウェーハ」※
p.149「化合物半導体ウェーハ製品別市場動向」では、「GaAs」「GaP」「InP」「その他」と分けられていて、「GaN」は「その他」に含まれているかもしれないが、個別に記載はされていない。
p.151に2006年と2007年の「化合物半導体ウェーハ日本市場メーカー別シェア」があり、化合物半導体の種類別にはなっていないが、上位5社の社名(日立電線、住友電工、昭和電工、三菱化学、DOWA)が挙げられている。
※
『よくわかる最新電子材料の基本と仕組み : デジタル素材の動向がわかる(図解入門:How-nual) 』 武野/泰彦∥著 (秀和システム 2010.2)
p.41「化合物半導体の種類」の中に、ガリウムヒ素(GaAs)、ガリウムリン(GaP)、インジウムリン(InP)、ガリウムナイトライド(GaN)等が挙げられている。
●『半導体産業業界地図 : 半導体関連企業提携戦略 2013-14(特別レポート)』 (EDR,LLC 2014.3)
p.317-340「日本の半導体製造装置/材料メーカの提携状況」に34社の掲載があるうち、「化合物半導体材料」とあるのは1社(p.324「住友電気工業」)のみで、「住友電工と仏SOITECは、100mmおよび150mmの薄膜GaN基板の製造に成功」などと記載がある。
[事例作成日:2017年12月12日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 鉱物資源マテリアルフロー 2014 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 2015.3 (p.160-164)
- メタル元素・メーカー・リサイクル事典 日刊市况通信社編集部∥編集 日刊市况通信社 2011.5 (p.150-152)
- ANNUAL REVIEW 2017素材編 アルム出版社 2017.7 (p.22-24)
- 半導体材料データブック 2008 電子ジャーナル 2008.4 (p.148-151)
- 半導体産業業界地図 2013-14 EDR,LLC 2014.3 (p.324)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- ビジネス
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000231968