レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/02/01
- 登録日時
- 2020/03/25 00:30
- 更新日時
- 2020/03/25 09:06
- 管理番号
- 所沢狭山-2019-012
- 質問
-
解決
太神楽の歴史や活躍している人について書かれた本を探している。
- 回答
-
以下の資料に記載があります。
〇『世界大百科事典 16』 平凡社 2007年
〇『日本大百科全書 14 』 小学館 1987年
〇『図説江戸大道芸事典』 宮尾與男/編著 柏書房 2008年
〇『太神楽』 鏡味仙三郎/著 原書房 2019年
〇『幕末明治見世物事典』 倉田喜弘/編 吉川弘文館 2012年
〇『寄席の人たち』 秋山真志/著 創美社 2007年
〇『いろものさん』 橘蓮二/写真 河出書房新社 2006年
〇『大衆芸能資料集成 第2巻』 三一書房 1981年
〇『学校百科・はじめてみる伝統芸能 5 』 クロスロード 1989年
〇『太神楽曲芸協会公式ウェブサイト』
- 回答プロセス
-
1.所蔵資料の内容確認
〇『世界大百科事典 16』 平凡社 2007年
P542「太(代)神楽の項に、「民俗芸能:神楽の一種。近世初頭から伊勢神宮の隆盛に伴って起こった二人立ち(頭役と尻役)の獅子舞で、代参祈祷の清め祓いの獅子を舞わせ、神札を授けるなどして諸国を巡って歩く、代参の意味から古くは代神楽と書いたが、のちに皇太神宮、太一などの表記と同じように美称の<太>を用いるようになった。近年は、大神楽とも書く。獅子神楽に分類されるが、単に獅子を舞わすだけでなく、早くから余興芸として舞い手が曲芸を演じてみせ、やがて曲芸を本芸とするものも出た。寄席芸で太神楽というと日本式の曲芸を指すようにさえなった。」と記載あり。
〇『日本大百科全書 14 』 小学館 1987年
P351「太神楽」の項に、「獅子神楽の一種。獅子の霊力によって悪魔祓い・火伏せ・息災延命を祈祷する2人立ち(一頭に二人入る)の獅子舞で、太神楽、代神楽とも書く。代神楽の名は伊勢参りの代参の意に出るという。(中略)一方、江戸の太神楽は熱田派(尾張派)と伊勢派の二系統があり、早くから江戸に出て寄席芸として定着、現在も江戸の太神楽として曲芸(テゴト)や滑稽掛合い(シコナ)を演じている。」と記載あり。
〇『図説江戸大道芸事典』 宮尾與男/編著 柏書房 2008年
P292-303「太神楽」の項に、「獅子舞のあとに曲芸をみせる者。また、その芸。太神楽は獅子頭をまわして祈祷する。そのあとに、鞠・綾棒・笠などをつかった曲芸(放下芸)を演じた。代神楽、大神楽とも書く。江戸と上方には、それぞれ伊勢大神楽と熱田太神楽が廻っている。演じる人々は御師といわれた。獅子の神楽を演じて家々をお祓いしたあと、それぞれの伊勢神宮・熱田神宮のお札を配った。」と記載あり。
また、太神楽師12人の名前の記載あり。
〇『太神楽』 鏡味仙三郎/著 原書房 2019年
口絵写真、P4-19 鏡味仙成、鏡味仙志郎、鏡味仙三郎の太神楽の写真の掲載あり。
P.20-33 太神楽の歴史について記載あり。
P34-125 名人仙三郎自らが語る一代記の収録あり。
P152-178 「太神楽の代表的な技芸」の記載あり。
P179-191 「江戸太神楽今昔」の記載あり。
〇『幕末明治見世物事典』 倉田喜弘/編 吉川弘文館 2012年
P110-112 太神楽の歴史と活躍した人について記載あり。
P202-203 「人物編」の項に、太神楽師粟田勝之進、鏡味仙太郎について記載あり。
〇『寄席の人たち』 秋山真志/著 創美社 2007年
P33-58 大神楽師柳貴家小雪について記載あり。
〇『いろものさん』 橘蓮二/写真 河出書房新社 2006年
P8-21 写真集です。鏡味仙三郎、鏡味仙一、鏡味仙花、鏡味仙三、翁家小楽、翁家和楽、翁家和助、鏡味正二郎、翁家勝丸の太神楽の写真の掲載あり。
〇『大衆芸能資料集成 第2巻』 三一書房 1981年
P279-305 太神楽の歴史と。太神楽師三代目宝家楽翁について記載あり。
P310-322 大日本太神楽曲芸協会会員名簿(昭和十八年八月)の収録あり。
〇『学校百科・はじめてみる伝統芸能 5 』 クロスロード 1989年
P5-11 名人伝『鏡味仙寿郎物語』の記載あり。
P12 太神楽曲芸について解説あり。
P15-19 太神楽曲芸の種類について記載あり。
P20-22 太神楽曲芸の歴史と太神楽名人鏡味仙三郎のインタビューの記載あり。
△『民衆史の遺産 第4巻』 谷川健一/責任編集 大和書房 2013年
P663-689 伊勢大神楽について記載あり。口絵に写真あり。
△『日本の伝統芸能』 本田安次/著 錦正社 1990年
P46-51 獅子神楽の太神楽について記載あり。桑名の太神楽の写真の掲載あり。
2.記載のない資料
×『伝統芸能を知る本』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2000年
×『銀鏡神楽』 浜砂武昭/著 弘文堂 2012年
×『日本古典芸能史』 今岡謙太郎/著 武蔵野美術大学出版局 2008年
3.インターネット調査
〇『太神楽曲芸協会公式ウェブサイト 』
太神楽の歴史や技芸、会員紹介などが掲載されています。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 大衆演芸 (779 9版)
- 演劇 (770 9版)
- 日本語 (031 9版)
- 参考資料
-
- 世界大百科事典 16 平凡社 2007.9 031
- 日本大百科全書 14 小学館 1987.3 031 4-09-526014-9
- 図説江戸大道芸事典 宮尾與男/編著 柏書房 2008.3 779.7 978-4-7601-3156-3
- 太神楽 鏡味仙三郎/著 原書房 2019.12 779.7 978-4-562-05719-1
- 幕末明治見世物事典 倉田喜弘/編 吉川弘文館 2012.3 779.4 978-4-642-08074-3
- 寄席の人たち 秋山真志/著 創美社 2007.4 779.1 978-4-420-31016-1
- いろものさん 橘蓮二/写真 河出書房新社 2006.3 779.1 4-309-26880-3
- 大衆芸能資料集成 第2巻 三一書房 1981.1 779
- 学校百科・はじめてみる伝統芸能 5 クロスロード 1989.3 770 4-906125-79-4
- 太神楽曲芸協会公式ウェブサイト http://daikagura.org/index.html 2020/03/14
- キーワード
-
- 太神楽
- 伝統芸能
- 江戸
- 大衆演芸
- 寄席
- 芸能
- 雑芸
- 曲芸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000276508