レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/12/24
- 登録日時
- 2015/11/29 00:30
- 更新日時
- 2015/12/06 15:41
- 管理番号
- 0000001276
- 質問
-
解決
明治14年の1月以降の明治14年の都道府県人口統計が見たい。
- 回答
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(1)『国勢調査以前日本人口統計集成』 1(明治5年-18年) 内務省 編纂 東洋書林 1992に
日本全国人口表 明治13年・14年.日本全国戸口表 明治15年・16年・17年・18年が収録されているので、こちらのコピーを取り寄せる。
とい方法があるが、明治14年1月、15年1月の統計となる。
(明治15年1月の統計は、『明治前期産業発達史資料 別冊20-3』(602.1/74/B-20-3)p42-45に掲載されていると推定される)
(2)国立国会図書館デジタルライブラリーで
『日本帝国文部省年報』 第9(明治14年) (文部省)
『日本帝国文部省年報』 第10(明治15年)(文部省 文部省 1914)
の、学事統計表が確認できる。
「この人口数については,明治14年4月文部省達「学事表簿取調心得」に「人口ハ学区内十二月末ノ現員ヲ記入スヘシ」とあり,さらに明治19(1886)年10月「学事年報取調傑項井様式」中「管内学事統計表」様式備考に「人口及学令人員ハ本籍寄留ヲ論セス総テ現ニ居住スル者ヲ算入スヘシ諸数中……現在数ニ渉ノレモノハ其年十二月末ノ数ニ依リ調査スヘシ」と規定されているところから現住人口数であることは明かである」とあるので、前年の12月現在の人口となる。
※(高橋, 益代「明治期を中心にみた日本の人口統計資料について(経済統計特集)」(経済資料研究 (1980), 14: 14-31)(http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/79731/1/ade_14_14.pdf 確認日:2014-12-24)より。
- 回答プロセス
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(1)「国勢調査以前の日本の人口統計」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%8B%A2%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E4%BB%A5%E5%89%8D%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E7%B5%B1%E8%A8%88 確認日:2014-12-24)によると、
『日本人口統計表』(明治13年1月1日、明治14年1月1日調)、『日本全国戸口表』(明治15年1月1日~明治18年1月1日調)。
(2)高橋, 益代「明治期を中心にみた日本の人口統計資料について(経済統計特集)」(経済資料研究 (1980), 14: 14-31)(http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/79731/1/ade_14_14.pdf 確認日:2014-12-24)
に「資料の刊行状況」として明治期の統計資料のリストが掲載されている。
これより明治14年の統計を拾うと、
(1)戸籍一人口静態統計として、
・上記、『日本人口統計表』、
・日本帝国人口静態統計 明治41年附録第二編 に明治5~41年のデータあり。
・維新以後帝国統計材料彙纂 第2輯現住人口静態ニ関スル統計材料(大正2. 2刊)に明治5~9 年の有業人口, 9~43年の府県人口のデータあり。
(5)学事統計
文部省年報第一〈明治6年) ~年刊
がある。
以上より、当館蔵書およびインターネット上で閲覧できる資料を探索。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 統計 (35 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 都道府県
- 人口
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000184602