レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年07月18日
- 登録日時
- 2020/09/18 16:37
- 更新日時
- 2021/02/03 15:08
- 管理番号
- 相大-R2-005
- 質問
-
解決
『文明本節用集』が見たい。
- 回答
-
自館所蔵『節用集』を提供した。
国立国会図書館デジタルコレクション『雑字類書』(別タイトル『文明本節用集』)の情報を提供した。
- 回答プロセス
-
・「節用集」について調べる。
『国史大辞典 第8巻 す-たお』 国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1995 【s05970678 R210.0】
p365 「節用集」の項あり。
「国語辞書。室町時代末期に成立したもので、巻冊は諸本まちまちである。」とあり。
成立・写本の時期によって、文明本、印度本、伊勢本、乾本(易本)等あることがわかった。
「文明本」は室町時代のものとわかった。
・自館OPACにて"セツヨウシュウ"で検索する。
『節用集』 杉本つとむ/編著 雄山閣出版 1975 【s07370083 R813】
内容は早大本 本文・研究・索引となっている。
成立は、「室町時代(江戸初期~中期書写か)」との記述があることから、江戸時代の写本とわかる。
『文明本節用集』は市内に所蔵がなかった。
・国立国会図書館デジタルコレクションにて"文明本節用集″で検索する。
『雑字類書』(一般公開資料)がヒットした。 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1286982 (2020.12.12 最終確認)
解題に「いろは引き分類辞書。冒頭が「伊勢」で始まる所謂「伊勢本」系統の節用集(室町時代に成立した国語辞書)の一つ。書中に「文明六年」(1474)とあることから「文明本節用集」とも称される。現存する節用集諸本のなかで最古の部類に属す写本といわれる。」との記述があり。
この資料が「文明本節用集」とわかる。
注:【 】は自館資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
-
- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
-
- 『節用集』 杉本つとむ/編著 雄山閣出版 1975
- キーワード
-
- 文明本節用集
- 節用集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000287326