レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/10/12
- 登録日時
- 2013/11/03 00:30
- 更新日時
- 2013/11/07 13:25
- 管理番号
- 6000013341
- 質問
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解決
オリンピックの旗には5色の輪が描かれているが、この輪の色の並びや色の意味についてわかる本はあるか。
- 回答
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『これだけは知っておきたい オリンピックの大常識』などによると、5色の輪の正式名称は「オリンピック・シンボル」。色の並びは左から青・黄・黒・緑・赤で、5大陸の連帯を表現しているが、色と大陸の関連はない。またこの5色は参加国の国旗の色から選ばれたとのこと。
- 回答プロセス
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780(スポーツ)288(国旗)の書架を探す。
『これだけは知っておきたい オリンピックの大常識』(ポプラ社)口絵に「オリンピックマークの意味は?」のコラムがあり。正式名称は「オリンピック・シンボル」、左から青・黄・黒・緑・赤の5色の輪をくさり状に組み合わせたもので、オリンピックの創始者クーベルタン男爵が白地にこのマークを描いた旗を1914年の国際オリンピック委員会(IOC)20周年記念式典で発表したとあり。5色の輪はヨーロッパ・南北アメリカ・アフリカ・アジア・オセアニアの5大陸がひとつにまとまったことを意味し、どの色がどの大陸をさすかは決まっていないとのこと。
『オリンピック絵事典』(PHP研究所)p67「五輪のマークってなにをあらわしているの?」にも同様の記載があり。輪がつながっているのは大陸間の結合や連帯を表現したためで、またマークは1色で描かれることもあるとのこと。
『しらべよう!かんがえよう!オリンピック1 しっているようでしらない五輪』(ベースボール・マガジン社)p8「オリンピックのシンボルとは?」には、5つの輪が5大陸を象徴しているがどの色がどの大陸をさすということはないことと、この5色と地色の白で世界中のほとんどすべての国の国旗を描くことができ、すべての国への敬意を象徴しているとの記載があり。
『近代オリンピック100年の歩み』(ベースボール・マガジン社)を調べると、p98「第7回アントワープ大会」に、ベルリンで予定されていた1916年の第6回大会が第一次世界大戦のため流会になったことの記載があるほか、p99-100に、1920年の第7回アントワープ大会で初めてメーンスタジアムにオリンピック旗が掲載されたこと、クーベルタンは古代ギリシャの遺跡にヒントを得てこのデザインを考案したことと、1914年のIOC大会での披露の様子があり。
『オリンピック大百科』(あすなろ書房)p10「オリンピック復活」には、ピエール・ド・クーベルタンの顔写真のほか、古代ピュティア競技祭の開催地デルフォイでクーベルタンが目にしたという、5つの輪が絡み合った紋章のついた古代ギリシャの祭壇の写真があり。
また『世界の国旗大百科』(人文社)p228「国際オリンピック委員会」にオリンピック旗の絵と解説があり。クーベルタンが1913年に提唱したという説と、五輪の図柄は1906年から一部で試用されていたという説の紹介があり。5つの輪は5大陸の友愛と親交の象徴で世界の頭文字Wをかたどっており、また色は当時の参加国の国旗の色から選び出したもので大陸との関連性はないとの公式見解があるとのこと。
『世界の国旗ビジュアル大事典』(学研)p218にも同様の記載があるほか、国際オリンピック委員会の旗を掲揚する際の注意事項などがあり。
- 事前調査事項
- NDC
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- スポーツ.体育 (780 9版)
- 参考資料
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- オリンピックの大常識大野 益弘/文ポプラ社
- オリンピック絵事典PHP研究所/編PHP研究所
- しらべよう!かんがえよう!オリンピック1稲葉 茂勝/訳・著ベースボール・マガジン社
- 近代オリンピック100年の歩みベースボール・マガジン社
- オリンピック大百科クリス・オクスレード/著あすなろ書房
- 世界の国旗大百科辻原 康夫/編著人文社
- 世界の国旗ビジュアル大事典吹浦 忠正/著学研教育出版
- キーワード
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- オリンピック・シンボル(オリンピック・シンボル)
- 国際オリンピック委員会(コクサイオリンピックイインカイ)
- オリンピック(オリンピック)
- 象徴(ショウチョウ)
- 記号(キゴウ)
- 旗(ハタ)
- 国旗(コッキ)
- スポーツ(スポーツ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000139948