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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
6001022201
事例作成日
(Creation date)
2017/01/25登録日時
(Registration date)
2017年04月12日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年04月12日 00時30分
質問
(Question)
ヨーロッパで封蠟(シーリングワックス)はどの時代まで使われていたのでしょうか。
回答
(Answer)
どの時代までかは明確にわかりませんが、1900年前後くらいまで使用されていたようです。
1900年前後のヨーロッパで封蠟(シーリングワックス)が使用されていたという記述がありましたので、ご紹介いたします。

『ハンコの文化史 : 古代ギリシャから現代日本まで--ハンコと人間の五千年(二十一世紀図書館)』(新関欽哉/著 PHP研究所 1987.1)p.62
「信書の封緘にハンコを用いる習慣は、ヨーロッパの上流社会では相当遅くまで残っていた。私がウィーンに滞在していた頃、オーストリアの名門として知られるロプコウィッツ老公爵夫人から彼女がみずから集めたシールのコレクションを譲りうけたが、それはいずれも第一次世界大戦前後のものであり、ハプスブルグ、ロマノフ両王朝のものや英国王室のものもそのなかにふくまれている。(中略)だが、第一次大戦後ハンコの使用は少なくなり、現在ではほとんど実際に用いられていない。それは、公共の郵便制度が発達し、糊つきの封筒で信書の秘密が十分保たれるようになったこととともに、家柄を重んじる貴族階級が没落したことにもよるのであろう」

『東西印章史』(新関欽哉/著 東京堂出版 1995.6)p.182
「英国の場合は、民間人の発意によりロンドン市内で始められた郵便の戸別配達が国有化されたのが一六八二年であり、それ以後は国営による郵便業務が実施されるようになった。そこで、料金を前納したことを証明するために郵便切手が手紙に貼られ、これにスタンプが捺されるとともに糊のついた封筒も使用されるようになった。中世のヨーロッパにおいては、一枚の紙が便箋と封筒を兼ねており、用件を書きこんだ紙を折りたたんで、そのうえに宛名を書き添え、紙を折りかえしたところに封蠟を垂らし、そのうえに印章を捺して発送する習わしであったが、近代的な郵便制度が確立されたのちにおいては、手紙の内容が漏れたり、中味が抜きとられたりする心配がなくなったので、そのような煩わしい手続は無用となったのである」

「事例作成日:2017年1月25日」
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
印章.篆刻.印譜  (739 8版)
参考資料
(Reference materials)
ハンコの文化史 新関/欽哉∥著 PHP研究所 1987.1 (62)
東西印章史 新関/欽哉∥著 東京堂出版 1995.6 (182)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
書誌事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000214711解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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