レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/02/28
- 登録日時
- 2016/03/26 00:30
- 更新日時
- 2016/03/29 14:01
- 管理番号
- 所沢吾妻-2015-012
- 質問
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解決
「くさいちご」について調べたいのだが、子供用の本はあるか。「くさいちご」が食用のいちごとどう違うのかがわかる本がほしい。
- 回答
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下記の資料に記述があります。
『イチゴはともだち』 松岡達英/構成 偕成社 1997.6
『くだもの王国』 さとうち藍/文 岩崎書店 1987.8
資料によると「くさいちご」には2通りの意味があるようです。
①いちごの種類を大きく分けたとき、オランダイチゴやヘビイチゴなど草になるいちごを草いちご、キイチゴなどの木になるいちごを木いちごと呼ぶ。
②木いちご(木になるいちご)の仲間にクサイチゴという名前の種がある。
市販されている食用のいちごはオランダイチゴの栽培種で、草に実る草いちごの仲間にあたる。
一方、木に実るいちごの仲間にも「クサイチゴ」という種があるが、これは低木に実るいちごで、草に実る食用のオランダイチゴとは異なる仲間である。
- 回答プロセス
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1、所蔵している児童書の内容確認
〇『イチゴはともだち』 松岡達英/構成 偕成社 1997.6
くさいちごと食用のイチゴについて記載あり。
p8 イチゴは、「大きく三つの仲間にわけられる。オランダイチゴの仲間(草)・ヘビイチゴの仲間(草)・キイチゴ(木)の仲間。お店で売られているイチゴはオランダイチゴの栽培種」とある。
p9 「おなじバラ科の植物でも、オランダイチゴとヘビイチゴの仲間は草、キイチゴの仲間は木」とある。
p10 キイチゴの仲間に「クサイチゴ」という種が載っている。
〇『くだもの王国』 さとうち藍/文 岩崎書店 1987.8
p7 「野山で見られるいちご」に普段食べているのはオランダいちごであると記述あり。
p7 「草いちごと木いちご」についての記載あり。この本では、いちごの種類を草になるいちごを「草いちご」、木になるいちごを「木いちご」と大きく分けている。
p10 「くさいちご」という種名のいちごがあることがわかる。「くさという名前だが、高さ20~80センチの木いちご。たいへんあまい」と記載がある。
△『野の花えほん 春と夏の花』 前田まゆみ/作 あすなろ書房 2009.4
p22 「くさいちご」(品種)についての記載あり。食用のいちごについては記載なし。
△『くだものばたけ 4』 ちかみじゅんこ/文 金の星社 1987.3
食用のいちごについては載っているが、「くさいちご」については詳しい記載なし。
p29 「いちごのこと」に現在わが国で生食用として栽培されているいちごは、果実の大きな草いちごで、オランダいちごとも呼ばれていると記載あり。
×『スイカやイチゴ』林義人/文 小峰書店 2003.4
食用のいちごの生育過程についての記述はあるが、くさいちごについての記述なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 果樹園芸 (625 9版)
- 参考資料
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- イチゴはともだち 松岡達英/構成 偕成社 1997.6 E 4-03-437420-9
- くだもの王国 さとうち藍/文 岩崎書店 1987.8 625 4-265-02903-5
- キーワード
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- いちご
- クサイチゴ
- キイチゴ
- オランダイチゴ
- 果物
- 植物
- 食品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000189805