レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/18
- 登録日時
- 2016/12/25 00:30
- 更新日時
- 2016/12/25 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-160108
- 質問
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解決
「記憶の暗殺者たち」の著者ピエール・ヴィダル=ナケについて,国籍,職歴,社会活動歴,生年,没年を知りたい。
- 回答
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以下の資料に記載がありました。※【 】内は当館請求記号です。
資料1 日外アソシエーツ株式会社 編『現代物故者事典 2006?2008』日外アソシエーツ, 2009【280.33/834/06-08R】
pp.718-719「ヴィダル・ナケ,ピエール」の項
「歴史学者 フランス社会科学高等研究院教授・院長 (専)古代ギリシャ史 (国)フランス (没)2006年7月29日76歳[脳溢血] (生)1930年7月23日 (出)パリ 本名=ヴィダル・ナケ,ピエール・エマニュエル〈Vidal-Naquet,Pierre Emmanuel〉 (歴)父は弁護士で、第二次大戦中はフランスのレジスタンスに参加したが、パリ陥落後は一家でマルセーユに移る。1944年両親がナチスドイツにより逮捕されアウシュヴィッツ強制収容所に送られたが、自身はフランスの田園地方に隠れ終戦を迎えた。カーン大学、リール大学、リヨン大学を経て、フランス社会科学高等研究院教授・院長。古代ギリシャ史を中心に、ユダヤ史、地中海史を研究。アルジェリア戦争では同国のフランスからの独立を支持し、フランス軍による拷問を告発した。またホロコースト否定論者に対し論陣を張ったことでも知られる。著書に「記憶の暗殺者たち」など。(賞)レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章」
資料2 P・ヴィダル=ナケ, 石田靖夫 訳『記憶の暗殺者たち』人文書院, 1995【234.07/957】
pp.292-300「訳者あとがき」の項
「(前略)一九三〇年パリに生まれたピエール・ヴィダル=ナケは、一九五五年に歴史学教授資格を、一九七四年には文学博士号を取得している。一九五五年から一九五六年までオルレアンの高校教師、一九五六年から一九六一年までカーン大学文学部助手、一九六一年から一九六二年までリール大学文学部助手、一九六二年から一九六四年まで国立科学研究センター研究員、一九六四年から一九六六年までリヨン大学文学部助教授、一九六六年から一九六九年までパリ高等研究院副指導教授、一九六九年から一九七五年まで同研究院第六部門指導教授を歴任し、一九七五年に同研究院第六部門が独立して社会科学高等研究院になってからも現在に至るまで同じく指導教授の地位にあり、さらに、一九八五年からはルイ・ジェルネ古代社会比較研究センター(J=P・ヴェルナンによる創設)所長を兼務している。(後略)」
資料3 クロード・ランズマン 編, 記念号翻訳委員会 訳『レ・タン・モデルヌ50周年記念号』緑風出版, 1998【304/98X】
p.381「ピエール・ヴィダル-ナケ」の項
「1930年パリ生まれ。古代ギリシア史家。その活動は、歴史家としてひたすら象牙の塔にたてこもって研鑽を積むのとは違い、時事問題についても積極的に発言する。特に、アルジェリア戦争(1954年~1962年)の過程のなかで、アルジェリアにおけるフランス・パラシュート部隊がアルジェリア民族解放戦線の活動家ならびにその関係者を組織的に拷問したことに対して、告発の運動を展開し、自由・平等・友愛の共和制理念とは裏腹の植民地の状況をめぐって本土のフランス人の意識を高めたことは、つとに有名。」
資料4 ピエール・ヴィダル=ナケ 編, 樺山紘一監 訳『三省堂世界歴史地図』三省堂, 1995【203.8/958/タR】
奥付「編者-ピエール・ヴィダル=ナケ」の項
「歴史学者。1930年、パリ生まれ。カーン、リール、リヨン大学を経て、社会科学高等研究学院教授。古代ギリシア史を中心に,ユダヤ史・地中海史の研究著作多数。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝記 (280 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- Vidal-Naquet, Pierre(ヴィダル=ナケ, ピエール)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 社会人
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000204861