レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/03/14
- 登録日時
- 2004/12/28 02:14
- 更新日時
- 2007/02/27 17:21
- 管理番号
- 都立図事-2004001431
- 質問
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野上弥生子著『秀吉と利休』の中に、利休の茶室「不審庵」の名称の由来として、「・・・大徳寺の古渓和尚が筆をふるった『不審花開今日春』の墨跡から不審庵と呼ばれ・・・」とあるが、「不審花開今日春」の読み方を知りたい。百科事典等に、この逸話についての記載はあるが、読み方はなかった。
- 回答
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資料1~3:なし。
資料4:古渓宗陳の項に同様の記述があるが、読みはなし。
資料5:読みと意味あり。「不審にして花開く今日の春(ふしんにしてはなひらくこんにちのはる)」と読む。「不審とは、はっきりしないこと、よく分からないこと。なぜ春になって花が咲くのか。自然は一切のはかりごとなく無為自然に運行されている。又、宗偏流の流祖山田宗偏が標榜した宗旦直伝の茶の湯の道標。」
資料6~9:なし。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 諸芸.娯楽 (790 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 角川茶道大事典 本編 / 林屋辰三郎∥ほか編集 / 角川書店 , 1990.5 R/7910/3019/1
- 【資料2】 角川茶道大事典 資料・索引編 / 林屋辰三郎∥ほか編集 / 角川書店 , 1990.5 R/7910/3019/2
- 【資料3】 国史大辞典 第8巻 す-たお / 国史大辞典編集委員会∥編 / 吉川弘文館 , 1987.10 R/2103/32/8A
- 【資料4】 茶道人物辞典 / 原田伴彦∥編 / 柏書房 , 1981 R/7910/74/81
- 【資料5】 茶席の禅語大辞典 / 有馬頼底∥監修 / 淡交社 , 2002.2 R/188.8/5083/2002
- 【資料6】 利休の茶室 / 堀口捨己∥著 / 岩波書店 , 1949.1 /7916/3025/95
- 【資料7】 茶室の研究 : 六茶匠の作風を中心に / 中村昌生∥著 . 新訂版 / 河原書店 , 2000.12 /791.6/5009/2000
- 【資料8】 茶の湯美術館 2 京都・関西 / 徳川義宣∥[ほか]編集 / 角川書店 , 1997.8 /7915/3034/2
- 【資料9】 大徳寺禅語録集成 第4巻 / 法蔵館 , 1989.9 D/1888/3048/4
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000013220