レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/12/21
- 登録日時
- 2019/03/27 00:30
- 更新日時
- 2019/03/27 15:46
- 管理番号
- 茨城-2018-182
- 質問
-
解決
国立国会図書館所蔵『水戸繁昌記』(請求記号:特20-203)
デジタルコレクションでインターネット公開されている画像では,p.88-89(53,58コマ)の間に「私立太田裁縫学校々主太田む〔め〕女史小傳」(p.1-10)があるが,茨城大学図書館,水戸市立中央図書館で現物を確認したところ,いずれも小傳が入っていなかった。
(1) 国会図書館の資料のみに収録されている資料なのか。
(2) 論文に引用する際はどのようにしたらよいか。
- 回答
-
茨城県立歴史館にも所蔵があったため,確認してもらいましたが,やはり小伝のない資料でした。
また,「私立太田裁縫学校々主太田む〔め〕女史小傳」のタイトルで検索をしてみましたが,所蔵館は見つかりませんでした。
国立国会図書館へ原本の確認を依頼しましたが,「原本全体について再製本しているため、p.88-89の間にあります「私立太田裁縫学校々主太田む〔め〕女史小傳」(pp.1-10)が、出版当時のままなのか、再製本した際に綴じられたものなのか不明」とのことです。
なお,論文への出典には,国立国会図書館の所蔵資料であること,デジタルコレクションで確認したことがわかるように記載されればよろしいかと思われます。
(例)国立国会図書館所蔵本,国立国会図書館デジタルコレクション 等
- 回答プロセス
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(1) 請求記号が「特20」→特別コレクション? →×明治期収集の資料
NDL「貸出制限資料群一覧」→発行年代が古い和漢書・洋書等に「特」あり。
特:特定の個人・グループのコレクションの和漢書・洋書(特函)
『国立国会図書館百科』
p.80「NDL請求記号一覧」に「特函」あり。
特函:特定のグループコレクション
特8-72:明治期刊行の旧上野図書館の乙部図書(和・洋)
請求記号の解説に「装丁や内容によるグループ分けがしてある」
p.249「所蔵資料概説」の「図書(新書)」の項に,乙部について説明あり。
乙部=目下の利用価値は乏しいが,一応の保存の道を講じ,価値については後日の判断を待つもの
(2) 茨城県立歴史館の『水戸繁昌記』・『茨城名所案内』を確認してもらう→×
『水戸繁昌記』→歴史館所蔵本は奥付部分欠。
『茨城名所案内』→備考に「水戸繁昌記に合併されていたもの」とあり。紙質等も異なるため,別書誌。
(3) NDLの現物を確認依頼
(4) 「太田むめ女子小傳」でOPAC,NDLサーチ,茨城県立歴史館等を検索→×
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 国立国会図書館百科国立国会図書館百科編集委員会/編出版ニュース社
- キーワード
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- 太田 むめ(オオタ ムメ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土,人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000253799