レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年11月07日
- 登録日時
- 2014/11/10 14:52
- 更新日時
- 2015/05/24 17:40
- 管理番号
- 長野市立長野-14-027
- 質問
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解決
『日本の食生活全集』に、正月の「歯固め」で食べるものに、生柿があげられていた(現在の長野市七二会での聞き取り)。たいていは干し柿だと思うのだが、『長野市誌 民俗編』などにも「歯固め」で生柿を食べるという記載があるだろうか。
- 回答
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『長野市誌 第10巻 民俗編』には歯固めの記載は見つからなかった。
また、他の郷土史料もあたってみたが、歯固めについて記述があっても、「串柿」・「干し柿」あるいは、ただ「柿」と書いてあるもののみで明確に生の柿を食べると書いてあるものは見つからなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗史.民俗誌.民族誌 (382)
- 衣食住の習俗 (383)
- 年中行事.祭礼 (386)
- 参考資料
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- 『日本の食生活全集20』「日本の食生活全集 長野」編集委員会/編 農山漁村文化協会 1986.12 <383 ニ> , ISBN 4-540-86076-3 (P252に「歯固め」で食べるものとして「生柿」があげられている)
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『長野市誌 第10巻』 長野市誌編さん委員会/編集 長野市 1998.12
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『信州の年中行事』 斉藤武雄/著 信濃毎日新聞社 1981.08
(P31 ただ「柿」と記載) -
『山国の生活誌 4』 向山 雅重/著 飯田 新葉社 1988
(P4 「串柿」と記載) -
『イロリ端の食文化』 今村 竜夫/著 郷土出版社 1992.02
, ISBN 4-87663-179-4 (P56 「干し柿」と記載) - 『信州の年中行事と食』 八十二文化財団 2007.08 <N386 シ> (P36 「干し柿」と記載)
- キーワード
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- 歯固め
- 柿
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2014/11/10 『長野市誌 第10巻』に「元日には「くりましよく、かきこめかきこめ」といって生柿や干し柿、くりを食べる。」(P60)という記述発見。ただし、「歯固め」という言葉は出てこない。
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000161999