レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年03月20日
- 登録日時
- 2011/08/08 14:45
- 更新日時
- 2023/06/20 13:37
- 管理番号
- 塩尻001
- 質問
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解決
宮部一跳が書いたとされる「塩尻夜話」とはどんなものか。また、読むことはできるか。
- 回答
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内容は『東筑摩郡 松本・塩尻市誌別篇 人名』によれば「宮部一跳が元禄五年藩命により塩尻に出張した際、土地の古老から故実を聞き取った」というもの。
『蕗原拾葉目録 15巻』に収録されており、伊那市立高遠図書館で読むことができる。
追記:調査後、2017年に『完訳塩尻夜話記』(辰野 利彦訳著,東洋出版)が出版されており、「塩尻夜話記」の釈文・読み下し文、注釈、現代語訳が収録されている。当館他長野県内の複数館に所蔵がある。
また、松本市図書館蔵の『松本史料叢書』にも収録がある。(館内利用のみ)
- 回答プロセス
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当館、県立長野図書館、国立国会図書館のOPACで「塩尻夜話」で検索するがヒットしない。
『東筑摩郡 松本市・塩尻市誌別篇 人名』を調べたところ宮部一跳の項があり、「元禄五年に塩尻夜話記を著す」との記述があった。
web上の日本古典籍総合目録で「塩尻夜話記」で検索すると、高遠進徳(現伊那市立高遠図書館)に所蔵があることがわかった。(http://base1.nijl.ac.jp/~tkoten/about.html 2011-8-8最終閲覧)
※2023年現在「国書データベース」(https://kokusho.nijl.ac.jp/)に移行
高遠図書館に問い合わせたところ、『蕗原拾葉目録 15巻』に収録されており、内容も『東筑摩郡 松本市・塩尻市誌別篇 人名』に書かれていることとほぼ一致したので、同図書館にて閲覧できることを案内した。
- 事前調査事項
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『信濃の古典』(長野県国語国文学会編,信濃毎日新聞社.1986)p226に記載あり
- NDC
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- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
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東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会 編. 東筑摩郡・松本市・塩尻市誌 別篇 (人名). 東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会, 1982.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001563049-00 (p444)
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東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会 編. 東筑摩郡・松本市・塩尻市誌 別篇 (人名). 東筑摩郡・松本市・塩尻市郷土資料編纂会, 1982.
- キーワード
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- 塩尻夜話
- 宮部一跳
- 塩尻
- 古典
- 長野
- 照会先
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- 伊那市立高遠図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000089754