レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年11月20日
- 登録日時
- 2011/12/18 19:13
- 更新日時
- 2011/12/18 19:15
- 管理番号
- 福井県図-20111120-2
- 質問
-
解決
作家ジュリアン・グリーンの作品「仇敵」と「モンシネール」を読みたい。
- 回答
-
仇敵」は「敵」の邦題で『ジュリアン・グリーン全集』に所収されている。
「モン=シネール」は現時点で、日本語訳されたものは確認できない。
*前者を「仇敵」と翻訳された例は1件のみ確認
- 回答プロセス
-
1. 自館OPAC,NDL-OPACで、著者「グリーン,ジュリアン」で検索
→ 「仇敵」「モンシネール」は確認できない。
2.『ジュリアン・グリーン全集』人文書院 1979-83を自館で所蔵。それをあたる。14巻の巻末に年譜と索引(日本語)が付いている。(*このシリーズ、原題が記されていない巻が多い)
→ 年譜中より、「モン=シネール」(1926)を確認。また「仇敵」に類似する作品としては「敵」(1954)のみ確認される。
3.『翻訳小説全情報』45/92 日外アソシエーツ 1994 ほかをあたる
→「仇敵」「モンシネール」は確認できない。
4.『集英社 世界文学事典』1996-98 の「グリーン ジュリヤン」の項を調べる。
→「処女作『モン=シネール』Mont-Cinere(26)」「『敵』L'Ennemi(54)」の記載がある。
5. Googleで「ジュリアン・グリーン」と「モンシネール」「(仇)敵」を現綴りも含めて検索
→ 前者については日本語訳刊行物が確認できない。後者は次のサイトが確認できた。
・「現代カトリック作家としてのジュリアン・グリーンとグレアム・グリーン」渡辺洋
http://ir.iwate-u.ac.jp/dspace/bitstream/10140/2167/1/al-no15p085-097.pdf(111117確認)
:「『仇敵』l'Ennemi(1954)」の記載がある。
6.(1) 「『敵』L'Ennemi」は、『ジュリアン・グリーン全集』の次の巻に所収されている。
・『ジュリアン・グリーン全集』5 (南部・敵・影) 人文書院 1981
(2)「『モン=シネール』Mont-Cinere」は、日本語訳刊行物が確認できない。NDL-OPACの書誌データは以下の通り
・Mont-Cinere : [roman] / Julien Green. 13e mille. Plon 1946, c1926.
- 事前調査事項
- NDC
-
- フランス文学 (950)
- 小説.物語 (953)
- 参考資料
- キーワード
-
- ジュリアン・グリーン
- Green,Julien
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000098492