レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/02/13
- 登録日時
- 2020/04/09 00:30
- 更新日時
- 2020/04/09 00:30
- 管理番号
- 6001042693
- 質問
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解決
直木三十五が、朝日新聞で『弘法大師』という小説の連載をしていたが、直木は病に倒れ、この作品については、連載休止となったらしい。それはいつ頃のことか知りたい。連載は第何回まで続いたのか。
- 回答
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『聞蔵』(朝日新聞オンラインDB)で調査したところ、
1934(昭和9)年1月5日 東京/夕刊 1頁 に、「 弘法大師(1)/直木三十五 木村武山画<イラスト>」 で連載がはじまっており、1934年 2月19日 第38回で病気のため休止となっていました。
・『朝日新聞の作家たち:新聞小説誕生の秘密』(新延修三/著 波書房 1973)
p.69によれば「『弘法大師』の連載は、昭和九年一月五日から堂々としたもので、すでにはじまっていた。(中略)二月になって、帝大病院に入院させた。執筆はとてものことに続けられない。社では直木に代わって大朝の天さん人語士、永井瓢斎こと釈瓢斎に続篇を書かせて当面をしのいだ。(中略)」との記述があります。
『朝日新聞』1934年2月25日東京/朝刊11面に「直木三十五氏、昨夜遂に逝く 惜むべし天才作家 血と汗の一生 本紙の『弘法大師』が絶筆 一代の傑作源九郎も未完成<写> 1934年2月24日午後11時4分に逝去した。享年44歳」の掲載があり、菊池寛氏の談話なども掲載されています。
[事例作成日:2020年2月13日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- ジャーナリズム.新聞 (070 10版)
- 小説.物語 (913 10版)
- 参考資料
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- 朝日新聞の作家たち 新延/修三∥著 波書房 1973 (69)
- キーワード
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- 直木三十五(ナオキサンジュウゴ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280318