レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/28
- 登録日時
- 2020/01/24 00:30
- 更新日時
- 2020/01/24 09:48
- 管理番号
- 6001041631
- 質問
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解決
昔読んだ作品を探している。内容は、村に出たろくべえ(六兵衛)狐が人間にいわれのないうわさ話をされたため山へ帰る。その途中で出会った、あかべえという牛から自分は逃げられないと聞き、ろくべえが山で牛のために鳴くよという話だった。新見南吉だったと思うが、作者はもしかしたら違うかもしれない。タイトルに「きつね」があったはず。子どもむけの物語だったと思う。
- 回答
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お探しの作品は、林芙美子著「狐物語」だった。
以下は回答プロセス。
1.新見南吉の作品でタイトルに「きつね」が入っている作品を探す。
「狐」:主人公が違う。念のため、内容を確認してもらうと違うとのこと。(「ごん狐」はもちろん違う)
2.タイトルが『きつねものがたり』だったかもしれないということで、そのタイトルで検索。
『きつねものがたり(世界傑作童話シリーズ)』(ヨセフ・ラダ/さく・え 内田莉莎子/やく 福音館書店 1999.8)
『キツネ物語(自然に生きる動物物語シリーズ 3)』(ディヴィッド・マクドナルド/作 藤原英司/訳 ノックルズ/絵 佑学社 1980.11)
もしくは、フランス中世古典や中世イングランド動物ばなしなど、いくつか見つかるが、内容が違うとのこと。
3.覚えていた内容のいくつかの言葉(六兵衛狐、あかべえ、牛)でgoogle検索
「ろくべえ」は漢字だったということで推測で「六兵衛」とし、「あかべえ」は覚えていないということで、ひらがなで入力。
→林芙美子の「狐物語」がヒット。
青空文庫に本文があったため、内容を確認するとおおむね合致。
子どもの本で読みたいと言われたので、子どもの本に収録されているものを探し、以下の資料を提供。
・『読んでおきたい名作 小学5年:朝の10分間読書にぴったり!』(川島隆太/監修 成美堂出版 2011.4)
p.60-77「きつね物語」
・『3年生の読みもの:親も子も読む名作』(亀村五郎/[ほか]編集委員 学校図書 2005.7)
p.129-143
・『日本幼年童話全集 3 童話篇3』(壺井栄/著者代表 河出書房 1956.10 第3版)
p.2-16
[事例作成日:2019年11月26日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 10版)
- 参考資料
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- 読んでおきたい名作 小学5年 川島/隆太∥監修 成美堂出版 2011.4 (60-77)
- 3年生の読みもの 亀村/五郎∥[ほか]編集委員 学校図書 2005.7 (129-143)
- 日本幼年童話全集 3 河出書房 1956 (2-16)
- キーワード
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- ストーリーレファレンス(ストーリーレファレンス)
- キツネ(キツネ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000272878