レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年11月2日
- 登録日時
- 2007/07/11 02:10
- 更新日時
- 2009/02/10 17:27
- 管理番号
- OSPR05110013
- 質問
-
未解決
永禄年間に石山本願寺の宮大工であった「大工弥左衛門」(この名前は世襲らしい)の名が
出てくる文献を探しています。
また、その人物は被官大工の中の「手形受大工」という役職であったそうですが、
その「手形受大工」と被官大工との関係性も知りたいそうです。
『私心記』と『枚方市史編纂』は確認済みです。被官大工についての概要と、
石山本願寺周辺に職人の寺内町が形成されていたという事実はいままでの調査で
分かっています。
- 回答
-
『石山本願寺日記』上下(大阪府立図書館長今井貫一君在職二十五年記念会、1930)に
索引がありましたので、「大工」の項を1つずつ確認してみましたが、
「證如上人日記(旧題 天文日記)」中には、大工の名前まで載っている部分はなく、
すでにご覧になられている『私心記』の永禄4年9月3日の項に
「大工弥左衛門」とあるのが唯一のようです。
他に、『真宗教団の構造と地域社会』(清文堂出版、2005)という資料の
石山本願寺関連の部分を確認しましたが、関係しそうな箇所はありませんでした。
また、『浄土真宗寺院の建築史的研究』(桜井敏雄著、法政大学出版局、1997)には
石山本願寺の建物についての記載もありましたが、建築物そのものへの言及がほとんどで、
その周辺である大工等については記されていないようで、残念ながら今回の調査では
「大工弥左衛門」「手形受大工」についての手がかりになりそうな資料には、
当たることができませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 建築計画.施工 (525 8版)
- 参考資料
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- 『石山本願寺日記』上(大阪府立図書館長今井貫一君在職二十五年記念会、1930)
- 『石山本願寺日記』下(大阪府立図書館長今井貫一君在職二十五年記念会、1930)
- 『真宗教団の構造と地域社会』(清文堂出版、2005)
- 『浄土真宗寺院の建築史的研究』(桜井敏雄著、法政大学出版局、1997)
- キーワード
-
- 大工弥左衛門
- 大阪
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 大阪,未解決
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000035933