レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/03/31
- 登録日時
- 2011/04/23 02:01
- 更新日時
- 2014/03/03 10:42
- 管理番号
- 1000000381
- 質問
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解決
沖縄県における十三年忌のお供え物が知りたい。
- 回答
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『スーコーとトートーメー』(むぎ社、2007年)
p90~91「ニンチスーコー」(年忌焼香)の項目に以下の記載あり。
「ニンチスーコーは、亡くなった翌年の命日(亡くなった日)にいとなまれるのがイヌイ(一年忌)、満二年目がサンニンチ(三年忌)、満六年目がシチニンチ(七年忌)、満十二年目がジュウサンニンチ(十三年忌)、満二十四年目がニジュウグニンチ(二十五年忌)、満三十二年目がサンジュウサンニンチ(三十三年忌)で計6回いとなまれます。」
「イヌイからジュウサンニンチまでの計4回をワカスーコ(若焼香)といい、ニジュウグニンチとサンジュウサンニンチをウフスーコー(大焼香)とよんでいます。」
p98の「サンニンチ・シチニンチ・ジュウサンニンチ」の項目を見ると、『そなえるものは「イヌイ」と同じ』という記述があるので、イヌイの項目を見てみる。
p92~93はお墓参りに用意するものについて、p94には仏前にそなえるものについて、p95~96は重箱について、p97御膳料理と焼香客に出す料理について、それぞれ図入りで説明している。
『沖縄の冠婚葬祭』(那覇出版社、1989年)
p311に、『年忌祭の当日は、家族の者2、3名で墓参りをし、酒、水、お茶、線香、ご馳走を供えて、「○○年のウスコーサービグトゥ、メンソーリ」と拝みます。仏壇にはソージン(精進)料理が供えられます。』との記述あり。
p311~319には、若焼香のとき(13年忌も若焼香に該当する)に供えられる、各地の重箱料理、膳料理、盛り菓子について、カラー写真や図入りで詳しく説明している。また、「豚三枚肉は皮を上にする」「白を基本に」など、重箱への詰め方、盛りつけ方、お供えする料理の色についての決まりごとを紹介している。
『沖縄・暮らしの大百科』(那覇出版社、2004年)
p410~414に、十三年忌(ジュウサンニンチ)を含むワカス―コー(若焼香)のしかた、お供え物について、法事料理について等、カラー写真入りで解説している。
『帰依龍照の沖縄の葬式・法事・年中行事』(帰依龍照、那覇出版社、2007年)
p194~196に「十三回忌」の項目あり。それによると、「お仏壇の供物に関して、一周忌・三回忌・七回忌と大きな違いはありません。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会科学 (3)
- 参考資料
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- 1 スーコーとトートーメー むぎ社∥編 むぎ社 2007.2 K385/MU19/ 90-98
- 2 沖縄・暮らしの大百科 那覇出版社∥編集 那覇出版社 2004.11 K38/O52/ 410-414
- 3 沖縄の冠婚葬祭 那覇出版社∥編 那覇出版社 1989.7 K385/N27/ 311-312
- 4 帰依龍照の沖縄の葬式・法事・年中行事 帰依 龍照∥編著 那覇出版社 2007.2 K385/KI14/ 194-196
- キーワード
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- 沖縄
- 十三年忌
- 法事
- 冠婚葬祭
- 民俗
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000085520