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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000129031
提供館
(Library)
千葉県立中央図書館 (2120001)管理番号
(Control number)
千県中参考-2013-6
事例作成日
(Creation date)
2012/11/14登録日時
(Registration date)
2013年03月16日 00時30分更新日時
(Last update)
2013年03月16日 00時30分
質問
(Question)
当館利用者より、日本の野菜・果実は世界に比べて甘いという話を聞いたので、その理由を知りたいというレファレンスを受けた。気候や土壌など、環境面で世界に比べて甘い野菜・果実ができる理由があるならば知りたい。
回答
(Answer)
本の野菜・果物が甘い理由として、気候、土壌等の環境面を挙げている資料は見当たらなかったが、以下の資料等に参考となりそうな記述があった。 

1 『日本の園芸』(園芸学会監修 朝倉書店 2006) 
 p1に、日本は飲み水の品質がよく、野菜も1年を通じて容易に入手できたため、飲み水代わりやビタミンC摂取のために果物を食べる必要がなかった、というような趣旨の記述のあと、「しかも、長い間、最も重要な果物は干しガキであった。砂糖が生産できなかったので、それは最も甘い食物であった。このため、日本人は果物を生活に必要の食物というより、ぜいたくな食物、すなわち菓子と考えるようになったと思われる。」と書かれている。

2 「グリーンジャパン」のHP 
 次のような日本経済新聞の記事が紹介されている。

「高糖度青果物の国内生産広がる」2004年2月13日日本経済新聞
「青果物で甘さを強調した高糖度品の国内生産が拡大している。」「(前略)若年層を中心に糖度を求める傾向が強まってきたためだ。」
http://www.greenjapan.co.jp/kiji_kotoudo.htm


3 「NPO法人 野菜と文化のフォーラム」のHP
 「野菜のおいしさ検討部会報告書 平成21年度」の[まえがき]に、「(前略)巷に流れている甘みを中心としたおいしさ評価は、野菜本来の力「地味」を忘れたものであり、(後略)」と書かれている。
http://www.yasaitobunka.or.jp/Frameset-05oisisa.htm

4 「日本果物商業組合連合会」のHP
 連載「果物屋さんの園芸利用学」の2009年6月に掲載されている「果物の誤解」(香川短期大学名誉学長 北川博敏)という記事の中で、「最近の果物の糖度は以前に比べ1.2度程度高くなっているが、(後略)」という中央果実基金協会の指摘が引用されている。
http://www.kudamono.or.jp/engei/0906/09_06.html

5 独立行政法人 農畜産業振興機構のHP
「野菜のおいしさとその評価」(社団法人 おいしさの科学研究所 
 理事長/香川大学名誉教授 山野善正) 今月の話題 2009年9月

 「最近、果物も含め何もかも甘くて柔らかいものが好まれる傾向にあり、生産者もこれに同調しているのは本当にどうかと思います。」と書かれている。
http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/wadai/0909/wadai1.html


6 独立行政法人 農畜産業振興機構
 「日本の野菜を見直す」(女子栄養大学 名誉教授 吉田企世子) 
 今月の話題 2008年5月
 ロンドンで食べた野菜を美味しいと感じられなかったが、「同じ野菜でも品種、土壌、施肥内容、栽培技術、気候条件などが食味に影響するので、それらの明確な試料を売ることが困難であったため、その原因が何かは残念ながらわかりませんでした。」と書かれている。
 また、イギリスと日本の野菜を比較し、「美味しい野菜の主要因は、個々の野菜がそれぞれ特有の微妙な甘みを有することです。」
 「野菜は、収穫後の呼吸作用が活発であり、その際にまず分解されるのは糖ですから、収穫から店頭に届くまでの温度、湿度条件、流通時間、その他がどう管理されているかを把握しなければなりません。」
 「日本は、野菜の品種改良や栽培技術が非常に優れていること、また流通技術がすすんでいることなど、改めて実感しているところです。」と書かれている。
http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/wadai/0805/wadai1.html
 
参考
2 Googleを「青果物 糖度」で検索
3、6 Googleを「野菜 甘味」で検索
4 Googleを「果物 糖度」で検索
(インターネット最終アクセス日 2013年2月6日)
回答プロセス
(Answering process)
当館OPACを件名「蔬菜」、「果実」で検索した資料の内容を確認した。『日本の園芸』には参考になりそうな記述があったが、次の資料には参考になりそうな記述は見当たらなかった。
『果実の事典』(杉浦明編集 朝倉書店 2008) 
『野菜 畑から食卓まで』(吉田企世子編 女子栄養大学出版部 1991)
『野菜の博物学 知って食べればもっとオイシイ!?』(青葉高著 講談社 1989)
『日本の野菜』(青葉高著 八坂書房 1993) 
『野菜の生産・流通技術 30年の軌跡』(野菜供給安定基金編 農林統計協会 1996)
『野菜の成分とその変動 土壌環境からのアプローチ』(吉田企世子編著 学文社 2005)

次にGoogleで「青果物」や「果物」という言葉を「甘み」や「糖度」と掛け合わせて検索したところ、農畜産業振興機構ホームページ等の参考となりそうな記述がヒットした・

(インターネット最終アクセス日:2013年2月6日)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
果樹園芸  (625 9版)
蔬菜園芸  (626 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本の園芸』(園芸学会監修 朝倉書店 東京 2006)(0105927009)
キーワード
(Keywords)
果実(カジツ)
くだもの(クダモノ)
蔬菜(ソサイ)
野菜(ヤサイ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000129031解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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