このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
千葉県立中央図書館 (2120001)管理番号
(Control number)
千県中参考-2010-0008
事例作成日
(Creation date)
2010/06/22登録日時
(Registration date)
2010年10月31日 02時00分更新日時
(Last update)
2010年10月31日 02時00分
質問
(Question)
イタリアとヴァチカンの間で締結され、ヴァチカンが独立国となるきっかけとなった「ラテラーノ条約(または協定)」の条文をみたい。
回答
(Answer)
『日本・ヴァチカン外交史』のp334-345に「付録 法王庁と伊太利政府との間に締結せられたる政治的協約」
(外務省仮訳文より)が収載されています。 

Webcat Plusにおいて「ヴァティカン」で検索し、
「「ヴァティカン」國ヲ創立スル法王廳「イタリア」國間條約(「ラテラン」條約)」『條約集』21輯21巻663(外務省條約局 1943.4)東京大学経済学部図書館の所蔵資料が見つかりました。
東京大学OPACで検索すると同様の結果となります。

国立国会図書館のOPACで条約集(外務省)を検索すると、
『条約集』第1輯第1号(1923年)-第42輯第39号(1964年)
外務省条約局 1923-1964 114冊 
を所蔵しており、該当の
第21輯第21号を東京本館で所蔵しています。

なお、Wikipedia で「Lateran Treaty」を検索すると、External links(外部リンク)において
Vatican City Stateのホームページにある
Laws of Vatican City State
http://www.vaticanstate.va/EN/State_and_Government/
Judicialgoverningbodies/Laws_and_decrees.htm)に
においてラテラノ条約の英文
The Lateran Treaty があります。
http://www.vaticanstate.va/NR/rdonlyres/3F574885-EAD5-47E9-A547-C3717005E861/2528/LateranTreaty.pdf
(インターネットの最終アクセス 2010年6月22日)

なお、『新カトリック大事典 4』に「ラテラノじょうやく ラテラノ条約」(枝村茂):p1217-1218の記載があります。条約と協定からなる協約、協定の改正、文献案内として、原文、文献についての記載(欧文)があります。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
(1)『世界大百科事典 29』(平凡社 1988)p374-375「ラテラーノ条約」には次のようにある。
「1929年2月11日ラテラノ宮殿においてイタリア王国首相ムッソリーニと教皇庁国務長官ガスパリ枢
機卿とのあいだに調印された協定。これにより、1870年イタリアがローマを占領して以来50年余り続
いた国と協会の対立(ローマ問題)に終止符が打たれた。(略)本条約においてイタリア王国はカト
リックを唯一の国教と認めたうえでローマ教皇庁の国際法上の主権およびそのもとでのバチカン市国
独立を承認した。」
 
『世界大百科事典 22』のp574「バチカン」にも、
「1929年2月のラテラノ協定に基づき、カトリック教会の首長たるローマ教皇が国際法上の主権と領
土的基盤をもつことを認められて成立した。」
とある。

(2)条約の内容については、『ローマ法王の権力と闘い』(小坂井澄著 講談社 2002)p89に次の
ようにある。
「二十七ヵ条からなる条約の主要な内容は、次の通りである。
ヴァチカンはかつての法王領土を放棄し、代わりに四十四万五千平方メートル(皇居の二.六分の一
弱)のヴァチカン市国が、中立不可侵の法王国家として独立する。市国外にもローマ市内の一部施設
(ラテラーノ大聖堂や同宮殿その他)、カステル・ガンドルフォの法王別荘などに治外法権を得る。
国際法に基づいて、外交使節交換の権利を有する。法王の国王同等の不可侵、枢機卿の王族の身分が
認められる。
また、イタリアは、賠償金十七億五千万リラ(当時訳八千五百万ドル)を支払う、カトリックをイタ
リア唯一の国教とする、等である。」

(3)『ヴァティカン 歴史・芸術・建築』(ヴァレリオ・ヴォルピーニ著 原書房 1991)
p59(本にはページ付けなし)のスイス衛兵の写真の解説に、
「ラテラノ条約(「コンコルダーテ」)により、イタリア政府はヴァティカン市国を独立国として承
認した。」とある。
※『世界大百科事典 10』の「コンコルダート」の見出し項目を引くと、政教協約とか宗教協約とか
訳される。とある。

(4)インターネットでは、”ラテラノ条約”でウィキペディア外部リンクに
条約テキスト(1929年版)、条約テキスト(1984年改訂版)がイタリア語で掲載されている。
http://www.luigiladu.it/notizie/notizie7.htm
NDC
国際法  (329 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本・ヴァチカン外交史』(高木一雄著 聖母の騎士社 1984)<1982/TA29> (9102421332)

「「ヴァティカン」國ヲ創立スル法王廳「イタリア」國間條約(「ラテラン」條約)」『條約集』21輯21巻663(外務省條約局 1943.4)

『新カトリック大事典 4』(上智学院新カトリック大事典編纂委員会編 研究社 2009)<1982/1/4> (0106136850)
キーワード
(Keywords)
ラテラノ条約
ラテラーノ条約
バチカン
ヴァチカン
イタリア
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000073073解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!