レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年12月12日
- 登録日時
- 2014/03/27 00:30
- 更新日時
- 2014/04/19 10:02
- 管理番号
- 日常レファ 20111212
- 質問
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解決
ルドンという人の絵をみたい。(小学2年生の児童の質問)
- 回答
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児童にスケッチを描いてもらい(クモのような、まっくろくろすけのような絵)、「ルドン」という名前を頼りに、インターネットで調べたり、図工の先生にも尋ねたりして、オディロン・ルドンというフランス象徴主義の画家を探し出す。
『オディロン・ルドン―パステル画』(ロズリーヌ・バクー著 本江邦夫訳 美術出版社)が公共図書館で所蔵しているので、案内する。
後日、
『オディロン・ルドン―自作を語る画文集 夢のなかで』 (オディロン・ルドン画文 藤田尊潮訳編 八坂書房)が おすすめとの情報提供を受ける。
- 回答プロセス
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朝休み、小学2年生の男の子が本を探しにやって来ました。
「ルドンという人の絵をみたいんです。」
「ルドン?」 「ロダン?」 「絵を描いた人?」 「彫刻をつくった人?」
「その名前はどこで聞いたのかしら?」 などなど
まずはインタビューをしました。
男の子は小さな紙を見せてくれました。
「こんな絵を描いた人だよ。」
紙には、クモのような、まっくろくろすけのような絵が鉛筆でサラサラと描いてあります。
スケッチと「ルドン」という名前を頼りに、インターネットで調べたり、図工の先生にも尋ねたりして、探し当てたのはオディロン・ルドンというフランス象徴主義の画家。
男の子が描いた絵は「笑う蜘蛛」(1881年、オルセー美術館)。
ルドンのいろいろな絵を見てみたいという希望だったので、画集を探すと学校には所蔵がありません。
男の子の家の近所にある公共図書館には所蔵があることが分かり、図書館にはよく行くというので、
今回はその所蔵情報を提供し、公共図書館のカウンターで尋ねるように伝えました。
紹介した資料は『オディロン・ルドン―パステル画』(ロズリーヌ・バクー著 本江邦夫訳 美術出版社)
大人向けの画集です。
現物を見ていないので、小学2年生の男の子の希望にどのくらい叶うでしょうか。
数日後、男の子は「図書館に行って絵を見てきました!」とうれしそうに報告にきてくれました。
後日、他の司書によると、オディロン・ルドンについては
『オディロン・ルドン―自作を語る画文集 夢のなかで』がおすすめとの情報提供がありました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 洋画 (723)
- 参考資料
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オディロン・ルドン [画] , ロズリーヌ・バクー 著 , 本江邦夫 訳. オディロン・ルドン : パステル画. 美術出版社, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001977238-00 , ISBN 4568102715 -
オディロン・ルドン 画・文 , 藤田尊潮 訳編. オディロン・ルドン : 「自作を語る画文集」夢のなかで. 八坂書房, 2008.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009788061-00 , ISBN 9784896949087
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オディロン・ルドン [画] , ロズリーヌ・バクー 著 , 本江邦夫 訳. オディロン・ルドン : パステル画. 美術出版社, 1988.
- キーワード
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- Redon,Odilon
- 絵画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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東京学芸大学「先生のための授業に役立つ学校図書館図書館データベース」>学校図書館の日常>レファレンス 20111212
子どもの興味から学ぶ
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000151443