レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/27
- 登録日時
- 2018/04/06 00:30
- 更新日時
- 2018/05/03 16:46
- 管理番号
- 6000038041
- 質問
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解決
あんぽ柿の、「あんぽ」とはどういう意味か。
「あんぽ柿」と表示するのに、なにか決まりはあるか。
- 回答
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『地域食材大百科 第9巻』(農山漁村文化協会)p303によると、
1760年頃、現在の福島県伊達市梁川町の住人が、どこからか柿の木をもってきて植え、その実を剝皮し天日で干したものを「天干し柿(あまぼしがき)」と称したとされ、その柿が後世になって蜂屋と呼ばれ、干し柿は訛って「あんぽ柿」になったとのことである。
また、水分量が50%前後のものをあんぽ柿という。
- 回答プロセス
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『からだにおいしいフルーツの便利帳』p107
あんぽ柿・・・渋柿を硫黄燻蒸した半生タイプで、水分が50%前後残っているもののこと。
『食品図鑑』p237
渋柿を干した干し柿について、「半乾燥状態の製品をあんぽ柿、乾燥が進んだものを枯露(ころ)柿とよぶ」とある。
『果物・種実』p270
「製造法により、串ガキ・つるしガキ・ころガキ・あま干し(あんぽガキ)などの呼び方がある」
「あま干しは、水分が多く、粉出しをしていないもので、ころガキが水分25~30%程度であるのに対して、これは水分50~60%程度で乾燥を打ち切る。ほどよいやわらかさでとろりとした甘さがある」とある。
『地域食材大百科 第9巻』(農山漁村文化協会)p303
1760年頃、現在の福島県伊達市梁川町の住人が、どこからか柿の木をもってきて植え、その実を剝皮し天日で干したものを「天干し柿(あまぼしがき)」と称したとされ、その柿が後世になって蜂屋と呼ばれ、干し柿は訛って「あんぽ柿」になったとのことである。
p289
水分量は一般的に50%前後とされているが、産地によって若干の違いがある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498)
- 食品.料理 (596)
- 参考資料
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- 『からだにおいしいフルーツの便利帳』 三輪 正幸/監修 高橋書店
- 『食品図鑑』 平 宏和/総監修 女子栄養大学出版部
- 『果物・種実』 河野 友美/編 真珠書院
- 『地域食材大百科 第9巻』 農山漁村文化協会
- キーワード
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- 柿(カキ)
- 果実(カジツ)
- 果物(クダモノ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000234390