レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/12/09
- 登録日時
- 2005/04/22 02:10
- 更新日時
- 2009/07/05 10:43
- 管理番号
- 埼熊-2004-040
- 質問
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未解決
埼玉県内の飛脚について詳しく書かれた資料があるか。行田市に大きな飛脚問屋があったと聞いている。
- 回答
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埼玉県の飛脚についてまとまって詳しく書かれた資料は見つからなかった。以下の資料に数行程度のごく簡単な記述はあったので紹介した。
藤村潤一郎「飛脚問屋について」(『日本歴史 238号』所収)。江戸時代の熊谷の飛脚屋名及び大宮(秩父市)の飛脚の種類、また明治期に秩父大宮に飛脚請負がいたという記述あり。
『熊谷市史 後篇』(1964)p56に、江戸から本庄までの定期飛脚の賃銭、天保年代に定飛脚の宿があったとの記述あり。
『秩父市誌』p315-316、p593-595に、江戸及び明治期の大宮郷(秩父)の飛脚業者についての記述あり。
『行田ことはじめ事典』p43に、行田上町(本町)に飛脚屋が2軒あったとの記述あり。
- 回答プロセス
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『埼玉大百科事典 4』より、飛脚は中山道、奥州道中、日光御成道を通行した旨の記述あり。
『埼玉雑索』を〈飛脚〉で検索するが該当なし。
《NDL-OPAC(雑索)》を〈飛脚〉で検索してヒットした論文に、江戸時代の熊谷の飛脚屋名及び大宮(秩父市)の飛脚の種類、また明治期に秩父大宮に飛脚請負がいたという記述あり。その記述の参考文献として『熊谷市史 後篇』『秩父市誌』の記載あり。
また《NDL-OPAC(雑索)》の検索結果から、『史料館研究紀要』でも藤村潤一郎氏が飛脚についての論文を掲載しているが、埼玉関係については記述なし。
- 事前調査事項
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調査済資料:『埼玉県史 通史編5 近代1』p181の「通信制度の近代化」の項に飛脚から郵便への移行についての記述はあるが、具体的な飛脚についての記述はなし。『行田市史 下』には若干載っているが、行田については触れていない。
- NDC
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- 交通史.事情 (682 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
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- 藤村潤一郎「飛脚問屋について」(『日本歴史 238号』 1968.3)
- 『熊谷市史 後篇』(熊谷市 1964)
- 『秩父市誌』(秩父市 1962)
- 『行田ことはじめ事典』(大沢俊吉 国書刊行会 1982)
- キーワード
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- 飛脚-江戸時代
- 埼玉県-交通-歴史
- 郷土資料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000021459