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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
山形県立図書館 (2110039)管理番号
(Control number)
20090144
事例作成日
(Creation date)
2014/5/31登録日時
(Registration date)
2014年05月20日 16時22分更新日時
(Last update)
2015年03月28日 08時23分
質問
(Question)
 米沢藩が阿武隈川の舟運を利用していたことを県史や市史で確認しました。
 そこで、山形県内に阿武隈川の舟運に関する史料、または廻米に関する史料、信達(福島藩)と米沢藩との関係を示す史料があれば教えてほしい。
回答
(Answer)
 ご質問の内容に関連する当館所蔵資料は、下記資料1~10のとおりでした。事前調査済みの資料と重複するものもありますがご了承ください。
 

資料①『米沢市史 近世編1』 第二節 産業と交通の発達 4 黒滝の開削と最上川舟運(P487~501)
   この資料のP489に 「米沢藩はすでに阿武隈川流域にその領地はないが、蔵米を江戸へ輸送するために、福島や丸森に米蔵を設け、阿武隈川に藩船を置いたことも知られている。その設置年代は明らかでないが、遅くとも元文3年には、米蔵が福島にあったことは確かである」とあり、P498には 「米沢藩でも、西村請負以前の江戸廻送には、福島廻りが多く利用されたとみられる。寛文4年(1664)以前の米沢藩は、福島も領内であったから、その街道開発も自由であった」とあります。

資料②『米沢市史 近世編2』 第四節 近世後期の交通と旅 2 物資の輸送と問屋・判所・改所・番所「諸品の移出と移入」(P493~495)
   この資料のP494に 「寛政期の米沢藩領の米の移出状況は、最上川舟運の酒田下しと、福島街道・阿武隈川舟運利用の江戸廻米が主で、このほか小国郷の米が越後に運ばれていたといえよう」とあります。
 なお、P493中に記載がある「近世後期の米沢藩における米や青苧・紅花などの特産物の移出と、茶・綿などの移入の状況は『樹畜建議』によって知ることができる」とにある「樹畜建議」は中老莅戸善政が各品々についての殖産方策をしたもので、資料③『山形県史 資料篇4 新編鶴城叢書 下』P752~762に記載があり、また、返答書の「樹畜建議衆評」の記載が続いてP762~785にあります。この「建議」のなかで、莅戸善政は「阿武隈川の米沢藩御用船の増造や、板谷・大沢宿駅の機能強化の方策として罪人とその家族を宿駅に移させ駅夫に従事させる案まで検討させている」とあります。

資料④『近世日本経済史 -上杉鷹山と米沢藩政史-』 第2章 鷹山襲封以前の米沢藩政 第五節 総括(P62~86)中、関連する記載はP62に「更に寛文4年(1664)の削封は、阿武隈川水運と内陸交通上の重要な基地であった信夫・伊達二郡を召上げられたことは、知行高半減という意味以上に米沢藩の経済的、政治的にも大きな打撃であった」とありました。
資料⑤『阿武隈川関係資料目録』に、阿武隈川全般についての文献や流域の歴史・地誌関係文献、史蹟名勝などが記載されています。
資料⑥『絵図・地図で見る阿武隈川』に、正保年間の「陸奥国仙台領国絵図」や安政年間の「阿武隈川絵図」、文化9年の「阿武隈川図」が掲載されています。

資料⑦『阿武隈川・北上川・雄物川・最上川』 第3章 阿武隈川の治水事業 第1節 明治までの治水 1.藩政時代の治水事業のP22には「古くから農耕が行われてきた平坦部では、洪水ごとにその河身が変化し、そのたびに耕地の境界争いや築堤、流路付替等の河川工事が行われてきた」とあります。 
また、第4章 阿武隈川の利水事業 第1節 阿武隈川の利水史 のP32には「記録にあるのは江戸時代の1660年代(寛文年間)からで、年貢米を江戸に回送するため、川底を改修し、福島から河口荒浜までの舟運に成功した」とあり、伊達西根堰の下堰を米沢藩士四郡役佐藤新右衛門が元和4年に、上堰を福島奉行古川善兵衛が寛永10年に完成したとありました。

資料⑧『悠久の流れ -未来へ』 第1部 暮らしを支えて 「舟運の歴史 -年貢米、塩、江戸への輸送」のP82~83には寛文4年(1664年)から改修に乗り出し、福島盆地から河口までの通行を可能にしたこと、信達地方の御城米が阿武隈川から仙台へ輸送され、江戸に運ばれたこと、仙台領の水沢、沼ノ上河岸で百俵積みの船に積み替えられて下ったことなどが記載されています。
資料⑨『米沢藩領屋代郷の廻送輸送について』では、米沢藩の荒浜出しについての記載があります。
資料⑩『山形県交通史』 「米沢盆地の廻米輸送について」(P341~382)に、江戸時代の主要交通路および荒浜利用の様子が記述されています。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
『米沢市史』
『山形県史』
『福嶋日記』
『米沢御登米御用留帳』
『阿武隈川の舟運』
『阿武隈川水運史研究』
NDC
交通史.事情  (682 9版)
参考資料
(Reference materials)
資料①米沢市史 近世編1/米沢市史編さん委員会編/1991(K274.1/ヨネ/2)
資料②米沢市史 近世編2/米沢市史編さん委員会編/1993(K274.1/ヨネ/3)
資料③山形県史 資料篇4 新編鶴城叢書 下/山形県編/1960(K209/ヤマ/4)
資料④近世日本経済史 上杉鷹山と米沢藩政史/渡辺与五郎/1973(K270/ワタ)
資料⑤阿武隈川関係資料目録/福島県立図書館編/1964(025.9126/フク)
資料⑥絵図・地図で見る阿武隈川/阿武隈川の歴史と文化を語る会編集/2007(291.03/アブ)
資料⑦阿武隈川・北上川・雄物川・最上川/建設省東北地方建設局監修/1989(517/コク)
資料⑧悠久の流れ -未来へ/福島民友新聞社編集/1995(517.2/フク)
資料⑨米沢藩領屋代郷の廻送輸送について/長井政太郎/1963(YK682/ナガ)
資料⑩山形県交通史/長井政太郎/1976(YK682/ナガ)
※( )は当館の請求記号です。
キーワード
(Keywords)
米沢藩廻米
阿武隈川舟運
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
学生
登録番号
(Registration number)
1000153364解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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