レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年04月07日
- 登録日時
- 2008/04/25 15:14
- 更新日時
- 2009/03/05 13:23
- 管理番号
- 山形県-2006-0086
- 質問
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解決
山形藩主、秋元一學(但馬守)および山形藩士と扱心流柔術宗家(もしくは扱心一流、汲心流、犬上流、円心流)、犬上家との関わりについて書かれている記事・古文書があれば紹介ください。
- 回答
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お尋ねの山形藩主・秋元一學は秋元家第9代凉朝(すげとも)で、明和4年(1767)9月15日山形城に入封。山形藩主秋元家初代です。延享4年(1747)但馬守、宝暦10年(1760)老中職に列した。「三百藩家臣人名事典」に出ている、宝暦2年の犬上群兵衛の推薦と養子の推薦は山形転封以前のようで、記載資料は見つかりませんでした。念のため秋元氏分限帳(資料⑧)で「三百藩家臣・・・」に出てくる”田中四郎兵衛”の名前を探しましたが見つからず、”田中忠”ほか2名の名前は載っています。解説によるとこの分限帳は天保頃と推定されるとありますので、時代がだいぶ後になるようです。
山形藩士と扱心流柔術宗家、犬上家との関わりについては、「山形県史要覧」の武芸流派一覧表の中、新庄藩の柔術の欄に扱心流が出ています。更に「続かつろく風土記」、「山形県柔道史」の中に扱心流に関して、新庄藩扱心流の祖 神部藤内周富 師永保、麻布に道場があり藩邸が近かったのでここで就業したものと思われるの記述があります。扱心流は山形藩でなく新庄藩に関係があったようです。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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日本武道体系第六巻、三百藩家臣人名事典第七巻「犬上郡兵衛」、郷土研究 筑後 復刻版第三巻第五号「犬上群兵衛」、久留米人物誌「犬上郡兵衛」、久留米市誌下編「犬上永昌」に「山形藩士某氏の次子永昌を養って姓を承けしむ」とある。
- NDC
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- 武術 (789 9版)
- 参考資料
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- ①山形県史要覧 K209/ヤマ P229、409
- ②山形市史 中巻 近世編 K264.1/ヤマ P532
- ③日本史諸家系図人名辞典 288.2/ニホ P64
- ④続かつろく風土記 YK250.1/ササ P412~414
- ⑤山形県柔道史 K789.2/ヤマ P29
- ⑥柔道史孜 789.2/サク P118
- ⑦三百藩家臣人名事典 7 281.03/サン P79
- キーワード
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- 秋元一學
- 汲心流
- 犬上郡兵衛
- 犬上流
- 扱心流
- 秋元凉朝
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000043806