レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20180928
- 登録日時
- 2020/11/16 00:30
- 更新日時
- 2021/01/06 14:38
- 管理番号
- 中央-2020-21
- 質問
-
解決
明治初年~明治20年の東京都内の自転車の台数を知りたい。営業用かは問わない。
『自転車の一世紀』にある記述が参考になると思われる。
- 回答
-
質問者から情報を提供いただいた資料1のp.78に、1879(明治12)年の営業用の自転車の台数が掲載されている。
出典として挙げられている『東京府統計書』を確認した。
当館では、1876(明治9)年以降の『東京府統計書』を所蔵しており、マイクロフィルムで閲覧が可能(資料2、資料3)。
また、国立国会図書館デジタルコレクションでもインターネット公開されている。
インターネット情報の最終確認日は、すべて2020年7月30日。
1876(明治9)年から1881(明治14)年までは、「財産」の項目の中に「民有車両」の項目がある。
1882(明治15)年以降は、「財産」や「民有車両」の項目がなくなり、自転車の台数を見出せなかった。
1876(明治9)年は、『東京府管内統計表』という名称。
p.77「五十六 民有車両」があるが、「自転車」の項目はない。
国立国会図書館デジタルコレクションURL:https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/806555(79、80コマ)
1877(明治10)~1881(明治14)年は、『東京府統計表』という名称。
・1877(明治10)年
p.266-267「第九十七 民有車両」があり、「営業用自転車」の車数は7台。
国立国会図書館デジタルコレクションURL:https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/806593(139コマ)
・1878(明治11)年
p.159「第百 民有車両」があり、「営業用自転車」の車数は6台。
国立国会図書館デジタルコレクションURL:https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/806594(82コマ)
・1879(明治12)年
p.149-150「第八十七 民有車両」があり、「営業用自転車」の車数は1,063台。
国立国会図書館デジタルコレクションURL:https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/806595(79、80コマ)
・1880(明治13)年
p.176-177「第八十七 民有車両」があり、「営業用自転車」の車数は480台。
国立国会図書館デジタルコレクションURL:https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/806596(93コマ)
・1881(明治14)年
p.231-232「第八十六 民有車両」があり、「営業用自転車」の車数は21台。
国立国会図書館デジタルコレクションURL:https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10960450(121、122コマ)
1882(明治15)年以降は、国立国会図書館デジタルコレクションを<東京府統計書>の名称で検索するとヒットする。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 統計 (350 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】自転車の一世紀 日本自転車産業史 / 自転車産業振興協会/編 / ラティス / 1973 <5378/1/73>
- 【資料2】東京府統計書(明治9~13年) / 東京府/編 / 雄松堂フィルム出版 / 1979 <RT/0・350/58/G1>
- 【資料3】東京府統計書(明治14~15年) / 東京府/編 / 雄松堂フィルム出版 / 1979 <RT/0・350/58/G2>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000289538