レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/9/1
- 登録日時
- 2019/12/17 00:30
- 更新日時
- 2019/12/22 16:30
- 管理番号
- 葛中-2019027
- 質問
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解決
葛飾区で副業として行われていたしめ飾りづくりについて知りたい。
- 回答
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『増補 葛飾区史 上巻』の「江戸時代」の章に「当地方特有の村落工業の一つで季節的農家の副業として、主に堀切、宝木塚、砂原、奥戸、細田、鎌倉方面で盛んに行われていた」と記載があります。『増補 葛飾区史 中巻』の「産業と経済」の章には、「農業の副業として大正の末年から昭和の初めころまで農家の約2割が従事し、『奥戸村史』には100年位以前より製造がおこなわれていた」との記載があります。
また、「当区で盛んにおこなわれていたのは旧上千葉、下千葉、水元、砂原、宝木塚方面。奥戸、鎌倉、青戸、新宿方面でも多少行われていた」との記載があります。「増補 葛飾区史 下巻』の「人々の暮らしの移りかわり」の章には、「しめ飾り」の項目があり、「正月用のしめ飾り作りは、農家の年末の副収入としてなくてはならないものであった」とありますが、いつから始まったかについての記載はありません。稲の刈取りの時期、なわないの時期、出荷、流通などについての記載があり、「葛飾区の農家のくらしと深く結びついていた」と書かれています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
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1 『葛飾区史 増補 上巻』葛飾区役所/編 1985,p.783
2 『葛飾区史 増補 中巻』葛飾区役所/編 葛飾区役所 1985,p.989
3 『葛飾区史 増補 下巻』葛飾区役所/編 葛飾区役所 1985,p.482~485
4 『即位記念 奥戸村誌 全 大正6年12月発行』東京府南葛飾郡奥戸村/著 東京府南葛飾郡奥戸村役場 1917
5 『ものと人の交流(葛飾区の民俗 Ⅱ)』葛飾区郷土と天文の博物館/編 葛飾区郷土と天文の博物館 2002
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1 『葛飾区史 増補 上巻』葛飾区役所/編 1985,p.783
- キーワード
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- 葛飾区,産業,しめ飾り
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000270782