レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/11/22
- 登録日時
- 2007/03/03 02:11
- 更新日時
- 2007/03/05 15:42
- 管理番号
- C2006T1122
- 質問
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解決
オフィス家具の市場動向について調べるための資料にはどのようなものがあるか。
- 回答
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以下では、オフィス家具の市場について調べるために有用であると思われる、主要資料をご紹介します。(【】内は当館請求記号)
1.図書/雑誌/新聞
●『家具年鑑』(家具新聞社 隔年刊 【Z43-72】)
家具全般について記載されている資料です。
第1部「家具産業の概要」、第2部「家具規格・資格制度」、第3部「家具産業関係法令」、第4部「統計・指標」、第5部「名簿総覧」に大別されています。
オフィス家具について独立した記述はありませんが、第4部第3章「工業統計」に「4.都道府県別の品目別出荷額」の表があり、品目名として‘金属製机・テーブル・いす’‘事務所用・店舗用装備品’などがあり、都道府県別の出荷額や事業所数が記載されています。
(平成18年度版より)
●『環境備品マニュアル. 2002年度版』(フジタクト 2002.6 【DL435-H6】)
第1章に「オフィス備品」の項目があります。第1節に総論があり、第2節ではデスク、イス、収納備品などそれぞれの品目について簡潔にまとめてありま す。それぞれの品目の販売金額の推移(毎月前年比)や主要企業の生産・販売状況一覧の表があります。第2章には「パブリック備品」の項目があり、第1節には総論が、第2節には学校市場、図書館市場など市場別の概論が簡潔にまとめてあります。
また、第6章「環境備品関連資料」には金属家具統計として平成4年から13年までの販売数量、販売金額、生産者販売価格平均単価、生産数量等(前年比、構成比等はそれぞれ平成9年から13年まで)が掲載されています。
第7章「上場企業の最新決算状況」にはオフィス家具メーカー14社について概況、今後の展望がまとめてあり、「製品別連結売上構成」「ここ数年間の業績推移」「ここ2年間の連結業績推移」などの表があります。
※2006年度版も刊行されていますが(http://www.fujitact.co.jp/wfBackNum.html)、当館では所蔵しておりません。
●『品目別家具輸出入統計』(国際家具産業振興会 年刊 【Z71-R383】)
1「家具輸入」、2「家具輸出」、3「金庫輸出入」に大別され、1と2にはそれぞれ木製家具、籐製家具、金属製家具、その他の材料製家具、家具の部分品等の表が掲載されています。それぞれの表は縦軸にアジア(韓国、中国、台湾等)や欧米(ノルウェー、ロシア、合衆国)等の国名を、横軸には腰掛けや事務所において使用する種類の木製家具(金属製家具の表では「~種類の金属製家具」)等の品目名を取り、CIF価格*が記載されています。巻末に「統計国名表」 があります。
*貿易条件の一つで、’Cost Insurance and Freight’の略称。契約物品の船積港における船積渡値段に、仕向港までの運賃および保険料を加えた値段で取り決める売買条件のこと(『財務用語辞典』(5訂)【D2-H29】より)。
●『日本オフィス家具年鑑』(日本オフィス家具年鑑編集局編 金属家具新聞社 年刊 【Z43-433】)(所蔵は1987年版のみ以後廃刊)
冒頭から20ページ程度に「総論」と題してオフィス家具業界の戦後の歩みや現状、今後の課題について触れてあり、第1編「61年金属家具需要動向」、第 2編「製品別市場動向」、第3編「販売・流通」、第4編「海外・貿易」、第5編「OAとオフィス環境」、第6編「ニューオフィス推進協議会発足」、第7編 「関連団体の明日への提言」、第8編「オフィス環境展シンポジウム講演」と続いています。巻末には資料として第9編「JIS表示許可工場一覧」、第10編 「会社録」があります。オフィス家具について図表も利用して様々な角度からまとめてありますが、刊行年が古いため現在の市場を把握するのには向いていません。
●『オフィス家具新聞』(並列タイトル:The Office furniture news)(オフィス家具新聞社 旬刊 【Z85-698】)
オフィス家具業界について市場の状態、新製品、イベント等のニュースが記載されています。
2.雑誌記事
NDL-OPAC雑誌記事索引(http://opac.ndl.go.jp/Process)の検索結果のうち2件をご紹介します(論題名検索キーワード「オフィス家具」)。
●「オフィス家具市場の動向--個人情報保護法のインパクト等により市場は堅調に推移」(『ヤノ・レポート(Yano report)』【Z4-370】の(1210) [2006.7.25]掲載。pp.37~46)
2005年の市場概況、国内外のメーカーや品目別の概況などを簡潔にまとめてあります。また、品目別の販売数量推移(2002年~2005年)、品目別 の販売金額推移(2002年~2005年)、2004年及び2005年の品目別「生産」「販売」「在庫」の表が掲載されています。
●「明暗のオフィス家具、リビング家具市場」(『ヤノ・レポート(Yano report)』【Z4-370】の(1200) [2006.2.25]掲載。pp.15-36)
市場概況と市場規模、品目別市場規模について簡潔にまとめてあります。また、品目別の販売数量推移(2001年~2004年)、品目別の販売金額推移(2001年~2004年)、2003年及び2004年の品目別「生産」「販売」「在庫」の表が掲載されています。
3.Web上の情報源
●経済産業省「2006年版ものづくり白書」(経済産業省ホーム>政策を深く調べる>白書・報告書)
(http://www.meti.go.jp/report/data/g60731aj.html)
第1章第4節(http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g60731a05j.pdf)に「我が国オフィス家具産業の主要メーカー」として売上上位3社の売上高、営業利益等の数値があります。
⇒「2005年版ものづくり白書」第1章4節(http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g51115a05j.pdf)
⇒「2004年版ものづくり白書」第1章4節(上位10社)(http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g40601b114j.pdf)
●社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)(http://www.joifa.or.jp/)
日本オフィス家具協会のHPです。「公開情報」には「平成17年度事業報告」が掲載されており、概況部分ではオフィス家具を取り巻く大まかな経済状況が記述されています。
●家具新聞社(http://www.kagu-news.com/index.html)
・「家具、インテリア業界情報」(http://www.kagu-news.com/itiran-gyoukai2006-1.html)
国内外の最新の業界情報が2005年のものまで記載されています。
・「ビジネスナビゲーション」(http://www.kagu-news.com/biznavi.html)
家具メーカーがリストアップされており、企業名をクリックすると会社概要やショールーム所在地等のデータを確認することができます。
上記資料は最近のデータを調べるためのものです。
年代を遡って調べる際は、資料のタイトルや当館請求記号が異なる場合もありますのでご注意ください。
インターネット、NDL-OPACの最終アクセス日は2007年1月17日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 木工業.木製品 (583 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 家具
- オフィス備品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- NDC副出:581
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000033655