レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年02月21日
- 登録日時
- 2014/09/11 10:12
- 更新日時
- 2014/09/11 10:12
- 管理番号
- tr327
- 質問
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解決
宇都宮市にある二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)の祭神トヨキイリヒコノミコトと、その孫ヒコサシマノミコトに関する栃木県内の伝承、伝説、民話、神話はあるか。
- 回答
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豊城入彦命(トヨキイリヒコノミコト)と、彦狭島命(ヒコサシマノミコト)あるいは彦狭島王(ヒコサシマオウ)に関する資料をご紹介します。
1『下野の古代史 上』(前沢輝政/著 有峰書店 1975)
p.160-167の「王族の伝承地」という項の中に「豊城命(豊城入彦命)に関する伝承の地」が3点(p.161-162)、「彦狭島王に関する伝承の地」が2点(p.162-163)記載されています。
2『両毛の神話 改訂版「下野の神話」』(松原日治/著、発行 2012)
p.34-39の「カカセ族と星宮神社」に、豊城入彦命が両毛地区に蝦夷退治に来た話があります(p.35)。
p.40-41の「赤城神社・二荒山神社の由緒」に、豊城入彦命が関わる赤城神社(群馬県)の神話の記述と、「二荒」の語源は豊城入彦命と彦狭島王の二現(ふたあら)であるとの記述があります。
p.42-44に「豊城入彦命の神話」の記述があります。
3『栃木県総史 第1巻』(小林友雄/著 栃木新聞社 1962)
p.35-49に「両毛の始祖・豊城入彦命」の記述があります。
p.54-59の「四所明神から二荒の宮へ」に、豊城入彦命と彦狭島王に関する記述があります。
4『宇都宮二荒山神社誌 通史編』(雨宮義人/著 宇都宮二荒山神社/編、発行 1990)
p.34-35に『日本書紀』の豊城入彦命と彦狭嶋王に関する記事を引用し、解説しています。
p.39-40に「豊城入彦命伝承の広がり」の記述があります。
5『佐野市史 通史編 上巻』(佐野市史編さん委員会/編 佐野市 1978)
p.226-231「皇族の東国派遣の伝承」で、『日本書紀』『古事記』『先代旧事本紀』から豊城命や彦狭嶋王に関する話を紹介しています。
6『栃木県神社誌 神乃森 人の道』(栃木県神社庁/編、発行 2006)
p.166-167の「二荒山神社(宇都宮)」の由緒沿革<創建>に、主祭神である豊城入彦命についての記述があります。
p.961-962の「神話にまつわる伝承」に、「豊城入彦命とその後裔」の記述があります。
- 回答プロセス
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当館の蔵書検索および、当館地域資料室の以下の分野の書架から資料を調査した。
1 民話、伝説
2 神社
3 歴史(古代)
- 事前調査事項
- NDC
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- 神道 (170)
- 神社.神職 (175)
- 伝説.民話[昔話] (388)
- 参考資料
- キーワード
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- 豊城入彦命
- 彦狭嶋命
- 彦狭嶋王
- 栃木県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000159619