レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年03月11日
- 登録日時
- 2013/09/16 17:25
- 更新日時
- 2013/09/29 15:48
- 管理番号
- 塩尻134
- 質問
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解決
定家様(ていかよう)、定家かなづかいについて分かる資料はあるか。
(いずれも藤原定家(ふじわらのさだいえ)に関するもの。)
- 回答
-
それぞれ書道の歴史、仮名の歴史に関する資料を確認し、記述が見つかった。
「定家様」は藤原定家の書風を踏襲したもの、「定家仮名遣い」は定家が古典を書写する際にあらかじめ定めた平仮名や漢字の用法とのことであった。
- 回答プロセス
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「定家様」についてインターネットで調べたところ、日本の書流の一つで藤原定家の書風とのことであった。
書道関連の資料を確認したところ、【資料1】p303に藤原定家の項があり、定家様(冷泉様ともいうとのこと)の記述が少しあった。
【資料2】p87~に、「定家様」(あるいは定家流)は藤原定家の書風を踏襲したものであるという記述と、藤原定家およびその書を受け継ぐ人々についてくわしい記述があった。
【資料3】の索引より「藤原定家」をひいたところ、p5に「定家様」の成り立ちについて説明があったほか、藤原定家の書の写真が数点掲載されていた。
「定家かなづかい」については、仮名の歴史について書かれた資料を確認した。
【資料4】p186に「藤原定家の仮名」という項があるが、書についての記述であった。
【資料5】p30~に定家が古典を書写するときのために平仮名や漢字の用法についての基準を定めた『下官集』という本についての記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728)
- 音声.音韻.文字 (811)
- 参考資料
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【資料1】井垣清明, 石田肇, 伊藤文生, 澤田雅弘, 鈴木晴彦, 高城弘一, 土屋昌明 編著. 書の総合事典. 柏書房, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011053427-00 , ISBN 9784760135714 -
【資料2】渡部清/著. 日本の書流 影印. 柏書房, 1982.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I031992873-00 -
【資料3】名児耶明 監修. 日本書道史 : 決定版. 芸術新聞社, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010214845-00 , ISBN 9784875861669 -
【資料4】築島裕 著. 歴史的仮名遣い : その成立と特徴. 中央公論社, 1986. (中公新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001814670-00 , ISBN 4121008103 -
【資料5】春名好重 著. 仮名百話. 淡交社, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001787311-00 , ISBN 447300919X
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【資料1】井垣清明, 石田肇, 伊藤文生, 澤田雅弘, 鈴木晴彦, 高城弘一, 土屋昌明 編著. 書の総合事典. 柏書房, 2010.
- キーワード
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- 藤原定家
- 定家様
- 冷泉様
- 書風
- 書道
- 定家仮名遣い
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000137219