レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年05月24日
- 登録日時
- 2016/05/24 14:56
- 更新日時
- 2016/09/09 16:29
- 管理番号
- 秋田-1904
- 質問
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解決
「前十五番歌合(さきのじゅうごばんうたあわせ)」についての資料はあるか。歌の解説が見たい。
- 回答
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以下の資料をご案内した。
◆『日本書学大系 法書篇 第30巻』法元 康州/ほか著、同朋舎出版、1989 <728.2/ドニ/>【貸出不可】・・・①
p.35→歌の読み下し、現代語訳あり。
p.39→法元康州氏による書法解説あり。
◆『和歌大辞典』犬養 廉/ほか編、明治書院、1986,3 <R911.10/イワ/> 【貸出不可】※貸出可のものもあり。・・・②
p.381→前十五番歌合についての項目あり。
◆『平安朝歌合大成 3』萩谷 朴/著、同朋舎、1979 <911.18/ハヘ/3> 【貸出可】・・・③
p.703→〔寛弘四年一月-五年二月〕前十五番歌合
全30首の記載あり。
以下の資料には記載がなかった。
◆『王朝の歌人 7 藤原公任』小町谷 照彦/著、集英社、1985.6 <911.10/シオ/7> 【貸出可】
藤原公任の歌の索引あり。
◆『公任集全釈 私家集全釈叢書 7』伊井 春樹/ほか著、風間書房、1989.5 <911.13/フキ/> 【貸出可】
- 回答プロセス
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Ⅰ「前十五番歌合」で当館の所蔵を検索。→上記の資料①を発見。
Ⅱ上記の資料②に記載されていた文献を検索したところ、資料③の所蔵を確認。
[前十五歌合]
・「歌合」とは歌を競い合うこと。
2組に分かれて1人ずつ歌を詠みあい、判者によって歌の優劣を判定してもらう。
・平安中期の終わりから後期の初めにまとめられたと考えられている。
筆者は藤原公任と伝えられるが、飯島春敬の説による藤原伊房説が定説となっている。
30人の歌人の歌30首を15組に分けて、15番の組み合わせにされている。
なお、「前十五歌合」は実際に歌合を行ったのではなく、藤原伊房が歌合形式に書でまとめた巻子である。
参考『日本書学大系 法書篇 第30巻』p.39書法解説
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 8版)
- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 平安
- 歌合
- 藤原公任
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 質問方法 : 口頭、2016/5/24
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000192614