レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 広島県立図書館 (2110011) | 管理番号 (Control number) | 広県図2019139 | ||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2019年08月24日 | 登録日時 (Registration date) | 2019年08月28日 11時21分 | 更新日時 (Last update) | 2019年12月25日 13時47分 | ||||
質問 (Question) | 音楽室の天井がギザギザ(波型)になっている理由について知りたい。 | ||||||||
回答 (Answer) | 音楽室の天井がギザギザ(波型)になっている理由に関する記述がある資料は,次のとおりです。 【 】内は,当館請求記号です。 1『校舎の調律:学校の音環境を見直そう』岡山好直/著,音楽之友社,1991【526.3/91オ】 p.50-58 反射と吸音 p.54 「(略)平行的に向かい合っている天井との間で音が往復反射をする結果、定在波を生ずるという不都合もある。」 p.104-116 トラブル防止対策 p.105 「平行平面がトラブルを生ずるのは、要するに、向かい合った平面の間で音波が往復反射を繰り返すからである。」 p.107 「天井面と床面の平行を避けるもう一つの方法は、天井面を鋸歯形あるいは波形に作ることだ。」 また,国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館/図書館送信参加館内公開)で,次の雑誌記事が閲覧できます。 2『音響技術』8(2)(26)(1979.4),日本音響材料協会 p.27-31(20-22コマ) 「音楽教室・放送室の音響設計」平野興彦,安原耕治 p.30(22コマ) 「残響時間による評価の他に,室内音場の拡散性の良さも検討の対象である。その意味から短形の室は好ましくないので天井壁等に凹凸を付けるなどして拡散をはかりたい。」 3『音響技術』27(3)(103)(1998.9),日本音響材料協会 p.19-22(15-17コマ) 「教育施設の室内音響設計」小野朗 p.21(16コマ) 音楽教室 「室内のフラッターエコー,ブーミングなどの音響障害の防止と音の良好な拡散を計るため,天井,壁を折板形状等の拡散形状とすることが望ましい。」 これらの資料に出てくる用語について,当館で所蔵する次の資料で意味を調べることができます。 4『音響用語辞典』日本音響学会/編,新版,コロナ社,2003【R501.2/103ニ】 p.261-262 定在波 「相反する2方向へ伝搬する波が干渉してできるエネルギー伝搬の生じない波動。波動の進行方向に境界が存在する場合,二つの境界に挟まれた領域,もしくは一つの境界と一つの波源に挟まれた領域において,2方向へ伝搬する波の干渉として定在波が生じる。(略)」 p.338 フラッタエコー 「→同 鳴き竜」 p.292 鳴き竜 「音が往復反射を繰り返すことによって生じる連続的なエコー。(略)」 p.337 ブーミング 「室内での音響再生または演奏において,特に低域の周波「教育施設の室内音響設計」数成分が目立って音の明瞭さが失われる現象。(略)」 | ||||||||
回答プロセス (Answering process) | |||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||
備考 (Notes) | |||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 図書館 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000260549 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |