レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170913
- 登録日時
- 2019/05/04 00:30
- 更新日時
- 2020/08/10 09:15
- 管理番号
- 0400001861
- 質問
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解決
大正から昭和初期にかけて,新潟古町で活躍していた「地方(じかた)」の資料はあるか。どんな流派があって,どんな演奏家がいたのか,などが知りたい。
- 回答
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①『新潟芸妓の世界-古町花街百年外史-』(新潟日報事業社 1973)
「力女聞き書き その三 古町芸者と芸事」
p144-145「三味線,長唄は杵屋さん」(杵屋六愛)
「鳴りものは望月さん」(三島屋)「つづみや太鼓を教えていた」
「つづみや太鼓」師匠をしていたのは「望月さん」とのことだが,流派については不明。
②『新潟市音楽芸能史』(財団法人新潟市音楽芸能協会 1977)
「筝曲と地唄三味線」
p287「広神花子」(談話)
高見三味線屋の先代高見孝吉が長唄と日本舞踊の世話役で活躍していた。
p293「寿会」広神花子
「長唄」で活躍をしていた人の名前はあるが,流派については不明。
③『新潟花街』(新潟市観光協会 1962)※禁帯出資料
p84-93 昭和30年代だが「新潟古町芸妓連名」の表に芸妓名ごとの
特技の欄に「種別・流派」が掲載されている。
④『越佐 趣味の人々』(大新潟時報社 1938)
p84 「長唄の部」 杵屋六愛など15名が掲載されている。
⑤『行き暮れて雪』(野坂昭如著 中央公論社 1984)
p157 古町には,踊りが市山,長唄は住吉と,流派が決まっていて,・・・
とあり「住吉流」があったと思われるが,人名は不明。
※その他 三味線、笛、鼓、太鼓など、楽器別の流派や人名は確認できず。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽史.各国の音楽 (762 9版)
- 参考資料
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- 新潟芸妓の世界 , ISBN 4-88862-409-7
- 新潟市音楽芸能史
- 新潟花街
- 越佐趣味の人々
- 行き暮れて雪 , ISBN 4-12-001282-4
- キーワード
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- 長唄
- 小唄
- 三味線
- 古町
- 芸妓
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000255606