レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年08月28日
- 登録日時
- 2019/11/15 14:20
- 更新日時
- 2019/12/25 13:58
- 管理番号
- 広県図2019169
- 質問
-
解決
転廃業給付金(昭和30-40年代)等による戦後の広島県内の蔵元数の経年変化が分かるか。
- 回答
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次の資料に関連の記述があります。
【 】内は,当館請求記号です。
1『広島県酒造組合連合会:53年の足跡』冨松秀三郎/編集,広島県酒造組合連合会,2006【H58/トミヒ106ア】
p.20 広島の酒の推移
1965(昭和40)年から2005(平成17)年までの場数,整成数量(前年比),課税移出数量(前年比)の一覧が掲載されています。ちなみに,1965(昭和40)年は166場,1974(昭和49)年は128場となっており,1970(昭和45)年の「特記事項」の欄には,「転廃業11者」とあります。
なお,注によると「場数は清酒組合員のみとした」「S39年以前は総会資料不備につき不明」とあります。
2『産業の動き』第393号(昭和50年8月1日),広島経営サービス・センター【雑誌】
p.1-11 広島県酒造業界の現状と今後の見通し
p.5-6 業界構造
p.5 「広島県の企業構造は38年度に169の業者があったが、(略)44年には特定業種として第2次指定を受けて構造改善事業が実施され(略)、この間、転廃業・企業合同が進んだことから49年度には137業者へと減少し、構造改善事業の成果がみられる(略)。」
また,当館所蔵の昭和30年代及び40年代の統計資料のうち,次の資料に関連の記述がありました。
3『国税庁統計年報書 昭和36年度』国税庁長官官房総務課/編,1963【345/Ko54/36】
p.116-131 酒類製造数量別免許場数表〔昭和36会計年度〕
p.131 広島 清酒 177[場]
4『税務統計書 昭和39年度』広島国税局/編,1966【H34/H738/39】
p.97-112 酒税
p.106-107 税務署別免許場数および販売場数
昭和40年3月末日現在 広島県 清酒 合計172[場]
5『税務統計書 昭和40年度』広島国税局/編,1967【H34/H738/40】
p.101-116 酒税
p.110-111 税務署別免許場数および販売場数
昭和41年3月末日現在 広島 清酒 合計168[場]
6『広島国税局統計書 昭和47年度』広島国税局/編,1974【H34/H738/47】
p.80-95 酒税
p.94-95 税務署別製造免許場数および販売免許場数
清酒 広島県計140[場]
7『広島国税局統計書 昭和49年度』広島国税局/編,1976【H34/H738/49】
p.84-99 酒税
p.98-99 税務署別製造免許場数及び販売免許場数
清酒 広島県計137[場]
また,次の資料に中国地方の清酒製造場数の変遷について記述がありましたので,参考までに御紹介します。
8『広島国税局20年のあゆみ』広島国税局総務課/編,広島国税局総務課,1969【H34/Ko54ア】
p.40-41 酒税
p.41 清酒の製造場数および製成数量の推移
昭和24年度から昭和43年度までの清酒製造場数の推移がグラフで示してありますが,広島国税局管内(中国地方)全体の数値となっています。
また,次のとおり説明があります。
「清酒製造場数は、戦時中の企業整備のため昭和24年度は550場であったものが、昭和32年には678場(略)となった。しかし、その後、企業合同等の企業の合理化が図られ、現在は減少の傾向にある。(略)」
9『広島国税局三十年のあゆみ』広島国税局総務課/編集,広島国税局総務課,1979【H34/Ko54-2】
p.61-63 酒税
p.62 酒類の製造場数及び製成数量の推移
昭和24年度から昭和52年度までの清酒製造場数の推移がグラフで示してありますが,広島国税局管内(中国地方)全体の数値となっています。
また,次のとおり説明があります。
「清酒製造場数は、戦時中の企業整備のため昭和21酒造年度末(略)は574場であったが、その後の復活措置によって、昭和24酒造年度末には630場に、また、昭和31酒造年度末には679場に増加している。しかし、その後は、企業合理化の見地から企業合同、業界からの転退が行われ、特に、昭和39年度からは、(略)、中小企業近代化促進法に基づく近代化、業界体質の改善が進められた結果、昭和52年度末の清酒製造場数は504場に減少している。」
また,次の資料を調査しましたが,関連の記述はありませんでした。
『西条町誌』西条町誌編纂室/編纂,西条町,1971【H21.71/Sa19ア】
『創立50周年記念祝賀会:広島県酒造組合連合会』[広島県酒造組合連合会/編],広島県酒造組合連合会,[2003]【H58/ケシユ103ア】
『広島県統計年鑑 第1回(昭和29年版)』広島県統計課/編集,広島県統計協会,1954【H35/H73-2/29ア】
『中国新聞』平成2年8月1日11面「産地は、今 ⑨」
『經濟風土記 中国の巻』大阪毎日新聞社経済部/編,刀江書院,1932【291.7/O73】
p.276-278 安芸の山間地方 酒と柿の西條町
『広島県文化財ニュース』99号(1983.11),広島県文化財協会【雑誌】
p.16-18 「西条の酒造り」鼓尚夫
『広島県郷土の動き:産業・文化篇』同盟文化通信社/編,同盟文化通信社,1957【H60/D85】
p.133-135 日本一の広島酒と名醸地西条
『広島の酒造史』広島市郷土資料館/編集,広島市教育委員会,2002【H58/シキヨ102ア】
『広島の酒』広島県酒造組合連合会/編,1987【H58/ケシユ87ア】
『世態調査資料 第10號 酒造界とその従業員に就て』[広島県立図書館(製作)],1987【H58/H7317】
『二十五周年記念史』広島酒類商同業組合/編,1937【H58/H733】
『国税庁統計年報書 昭和35年度』国税庁長官官房総務課/編,1962【345/Ko54/35】
p.162-167 酒類製造数量別免許場数表
全国の数値のみ
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品工業 (588 9版)
- 中国地方 (217 9版)
- 参考資料
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冨松秀三郎/編集 , 冨松, 秀三郎. 広島県酒造組合連合会 : 53年の足跡. 広島県酒造組合連合会, 2006.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074137496-00 - 広島県酒造業界の現状と今後の見通し. 広島経営サービス・センター. 産業の動き 第393号(昭和50年8月1日) p. 1-11
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国税庁長官官房総務課/編 , 国税庁長官官房総務課. 国税庁統計年報書 昭和36年度. 1963.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074583091-00 -
広島国税局/編 , 広島国税局. 税務統計書 昭和39年度. 1966.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074148629-00 -
広島国税局/編 , 広島国税局. 税務統計書 昭和40年度. 1967.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074148630-00 -
広島国税局/編 , 広島国税局. 広島国税局統計書 昭和47年度. 1974.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074148631-00 -
広島国税局/編 , 広島国税局. 広島国税局統計書 昭和49年度. 1976.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074148632-00 -
広島国税局総務課/編 , 広島国税局. 広島国税局20年のあゆみ. 広島国税局総務課, 1969.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074618860-00 -
広島国税局総務課/編集 , 広島, 国税局. 広島国税局三十年のあゆみ. 広島国税局総務課, 1979.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I074618865-00
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冨松秀三郎/編集 , 冨松, 秀三郎. 広島県酒造組合連合会 : 53年の足跡. 広島県酒造組合連合会, 2006.
- キーワード
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- 蔵元
- 酒造
- 清酒製造業
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000265291