レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年02月08日
- 登録日時
- 2017/06/21 11:45
- 更新日時
- 2017/06/21 11:45
- 管理番号
- 川図16-21
- 質問
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解決
情報システムのバックアップ(特に磁気テープを利用するもの)に関する書籍を紹介してほしい。
- 回答
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以下の①~③の図書と、④~⑧の雑誌記事を紹介した。
①『IT技術者なら知っておきたいストレージの原則と技術』(EMC Education Services著、クイープ 訳、インプレスジャパン、2013)
②『情報ストレージ技術』(沼澤潤二ほか、コロナ社、2007)
③『ストレージネットワーキング技術』(喜連川優、オーム社、2005)
④JIIMAアーカイブ委員会磁気テープWG.「磁気テープを用いたアーカイブガイドラインの概要」.『月刊IM』.533号(2015-06)、p.22-24.
⑤「特集A 古くて新しい磁気テープ記録技術」.『映像情報メディア学会誌』.70巻3号(通号 806) (2016-05)、p.373-405.
⑥坂口彰.「これから始めるストレージ統合の勘所(第3回)バックアップトラブルの防止 テープ運用は課題がいっぱい」.『日経コンピュータ』.808号 (2012-05-10)、p.96-99 .
⑦武者 敦史、清水 治.「テープアーカイブの現状と将来展望(特集 プロフェッショナルアーカイブにおけるストレージの将来)」.『O plus E 』.37巻11号(2015-11)、p.918-923.
⑧「磁気テープ、まさかの復権 国産の技術革新で「1巻35TB」へ」.『日経コンピュータ』. 839号(2013-07-25)、 p.56-63.
- 回答プロセス
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当館の「科学技術室」で「コンピュータ・情報クラスタ」(コンピュータ関連図書をテーマ別に配架した書架)や「547 通信工学」、「548 情報工学」の書架をブラウジングしたところ、お探しの内容で、刊行年が新しいものは少なかった。
次に、CiNiiやJDreamⅢで<磁気テープ>、<バックアップ>、<ストレージ>といったキーワードで検索し、雑誌記事をあわせて紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 通信工学.電気通信 (547)
- 情報工学 (548)
- 参考資料
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EMC Education Services 著 , クイープ 訳 , EMCコーポレーション , クイープ. IT技術者なら知っておきたいストレージの原則と技術. インプレスジャパン, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024231613-00 , ISBN 9784844333517 (→ストレージ技術の基礎を網羅的に解説。特に「SectionⅢ バックアップ、アーカイブ、レプリケーション」では、バックアップの課題やプロセス等について、p.230-233でテープへのバックアップについて言及している。) -
沼澤潤二, 梅本益雄, 奥田治雄, 喜連川優 共著 , 沼澤, 潤二 , 梅本, 益雄 , 奥田, 治雄 , 映像情報メディア学会. 情報ストレージ技術. コロナ社, 2007. (映像情報メディア基幹技術シリーズ ; 6)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008462243-00 , ISBN 9784339012668 (→映像・音声情報ストレージとしての磁気記録技術の紹介が中心。「4 情報ストレージ装置の実際」のp.99-108では、テープストレージの特徴や分類、性能向上、標準化などについて記述がある。) -
喜連川優 編著 , 喜連川, 優, 1955-. ストレージネットワーキング技術 : SNIAストレージ技術者認定プログラム準拠. オーム社, 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007820708-00 , ISBN 4274201007 (→刊行年は古いが、p.97-「6章 データ管理」で、バックアップの概要や考慮点や課題などを解説している。p.176-のストレージのデバイス技術の解説の中で、ハードディスク技術とともに磁気テープ技術についても解説されている。) -
JIIMAアーカイブ委員会磁気テープWG , JIIMAアーカイブ委員会磁気テープWG. 磁気テープを用いたアーカイブガイドラインの概要. 2015-06. 月刊IM = Journal of image & information management 2015(6) (533) p. 22-24
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I027431076-00 (→JIIMAアーカイブ委員会の「磁気テープを用いたアーカイブガイドライン」の概要を解説。ガイドラインの本編は、インターネット上で閲覧可能。市場の動向、磁気テープシステムの種類、メリットなどが簡潔にまとめられている。
<http://www.jiima.or.jp/pdf/MagneticTape_Archive_guideline_201503.pdf>(最終閲覧日:2017/5/12)) -
井上 陽治 , 井上 陽治. コンピュータ用磁気記録テープ技術概論. 2016-05. (特集 古くて新しい磁気テープ記録技術) 映像情報メディア学会誌 = The journal of the Institute of Image Information and Television Engineers 70(3) (806) p. 374-376
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I027345330-00 (→磁気テープの技術動向や将来展望などについて紹介している特集記事。1章は概論、2章では、「2-1 LTOテープドライブ技術」、「2-2 LTOテープ技術」、3章では「エンタープライズ向けテープドライブ」、4章では「NHKにおける磁気テープを活用した大規模アーカイブシステム」、5章では「将来の大容量化技術」の記事が掲載されている。) -
坂口 彰 , 坂口 彰. これから始めるストレージ統合の勘所(第3回)バックアップトラブルの防止 テープ運用は課題がいっぱい. 2012-05-10. 日経コンピュータ -(808) p. 96-99
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I023604944-00 (→テープによるバックアップはコストが安いが、媒体特性やオペレーションを原因としたトラブルが発生しやすいことなど、ディスクストレージによるバックアップと比較しながら解説。連載記事の第1回(806号)、第2回(807号)では、ストレージ統合やバックアップ統合で陥りがちな落とし穴、RAIDの冗長化技術の落とし穴、バックアップ統合の有効性と費用対効果などについて取り上げている。) -
武者 敦史 , 清水 治 , 武者 敦史 , 清水 治. テープアーカイブの現状と将来展望. 2015-11. (特集 プロフェッショナルアーカイブにおけるストレージの将来) O plus E : Optics・Electronics 37(11) (432) p. 918-923
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I026822748-00 (→テープストレージのコスト優位性、信頼性、テープ高容量化に向けた技術などについて解説。同じ特集には、データセンターにおけるコールドストレージの概要や、半導体メモリ、光ディスクに関する記事も掲載されている。) -
中田 敦 , 中田 敦. 特集 磁気テープ、まさかの復権 : 国産の技術革新で「1巻35TB」へ. 2013-07-25. 日経コンピュータ(839) p. 56-63
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I024688604-00 (→磁気テープの生産量が回復していることを受け、磁気テープの最新動向を解説。「磁性体」の世代交代による磁気テープの大容量化、I/O速度の高速化、テープドライブの制御技術の進化、ファイルシステムによる利便性向上などに言及している。)
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EMC Education Services 著 , クイープ 訳 , EMCコーポレーション , クイープ. IT技術者なら知っておきたいストレージの原則と技術. インプレスジャパン, 2013.
- キーワード
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- 磁気テープ
- バックアップ
- ストレージ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000217578