レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 徳島市立図書館 (2300035) | 管理番号 (Control number) | 2014003 | ||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2014年01月14日 | 登録日時 (Registration date) | 2015年08月23日 15時41分 | 更新日時 (Last update) | 2016年03月18日 18時57分 | ||||||||
質問 (Question) | 阿波番茶について | ||||||||||||
回答 (Answer) | 上勝町では、通常のバンチャと差異化を図るため、あえて「番茶」ではなく、「晩茶」と表記している。 『徳島地域文化研究 第2号』『徳島グラフ2005年版』『番茶と日本人』を提供。 上勝町役場ホームページで「上勝阿波晩茶」の紹介と販売をしている。 追記:『日本人なら知っておきたいお茶入門』p.4、5、12 『日本茶のすべてがわかる本』p.10、11、15にも番茶について記載があるため追記する。(2015.12.20) 【一般的な番茶と阿波番茶の違いについて】 一般的な番茶と阿波番茶の違いは製法にある。 同じお茶の葉から、製法の違いでさまざまなお茶ができる。お茶は、不発酵茶(緑茶)と半発酵茶(ウーロン茶)、発酵茶(紅茶)の3種類に大別される。生の茶の葉には酵素があり、この酵素をどう働かせるかによって、できるお茶が違ってくる。ここでいう発酵とは、生葉中の酸化酵素を始めとした各種酵素により、成分変化を促したものである。 一般的な番茶は「不発酵茶」で、緑茶の仲間になる。番茶は硬い葉や古い葉で作られたお茶で、最初の新芽で摘んだお茶は「一番茶」、2番目に摘んだお茶を「二番茶」といい、その一番茶と二番茶の間に摘むことから「番外の茶」、転じて「番茶」という説もある。 阿波番茶は上記の3種類とは違う、「後(こう)発酵茶」という種類にあてはまる。微生物による発酵を施すものが後発酵茶であり、後発酵茶は、加熱して酵素の働きを止めた後に微生物によって発酵させたお茶である。 | ||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 所蔵検索で「あわばんちゃ」を検索。 『徳島地域文化研究 第2号』p122~p130に情報あり。 【調査報告】上勝町神田地区における阿波番茶の生産構造-上勝神田茶生産組合に対するアンケート調査より- 佐藤友香 p130 注(6)に、一般にバンチャは「番茶」と表記するが、上勝町では、通常の番茶と差異化を図るため、あえて「晩茶」と表記しているとあり。 『徳島グラフ2005年版』『阿波の語りべ』p343『徳島科学史雑誌 第9号』p57 『番茶と日本人』p.45~p.48に、漬け込んで発酵させる番茶として、阿波番茶が紹介されている。 上勝町役場ホームページ< http://www1.quolia.ne.jp/~awabancha/ >(最終アクセス2015.11.13)に上勝阿波番茶のページあり。 追記資料について:一般的な番茶と阿波番茶の違いについて調べるため、日本茶の種類について記載がある資料を探す。 『日本人なら知っておきたいお茶入門』p.4、5、12と『日本茶のすべてがわかる本』p.10、11、15に、日本茶の分類について記載あり。『日本茶のすべてがわかる本』p.10、11には、阿波番茶について記載あり。 | ||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||||
備考 (Notes) | |||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | |||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000178884 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |