レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月18日
- 登録日時
- 2023/01/29 10:36
- 更新日時
- 2023/02/28 11:00
- 管理番号
- 武蔵浦和-1-00162
- 質問
-
解決
旧浦和、特に土合村西堀の近世石像遺物全体を調査したものを探している。
- 回答
-
西堀の遺跡では、日向不動堂(日向遺跡)と西堀上ノ宮遺跡、須黒神社遺跡があることがわかり、関連する本を用意した。
しかし、調査報告書の類は無く、あっても、石造遺物に関するものは見つからず。
○と△の資料を提供した。
- 回答プロセス
-
・当館の地域資料にあたる
○K714『石の文化財 浦和の石造物』浦和市教育委員会文化財保護課/編集 浦和市教育委員会 1996
×S185.5『尾間木の石文』大島 進/著 さきたま出版会 1993
旧尾間木村の石文について調査したもの。写真も載っている。
しかし、土合村西堀とは場所が違う。
・埼玉県立図書館の「埼玉関係データベース」で
キーワード“浦和”“石仏”で検索
○S380.4『うらわ文化 創刊号~第30号』浦和市郷土文化会/編 浦和市郷土文化会 1959~1970
第12号 p.4 郷土資料調査報告(3) ◎土合地区の調査
土合地区南元宿の「臼木栄信」(筆塚碑文)の調査
第15号 p.7 郷土資料調査報告(6) “僧、寛喜と吉岡範善”
西堀にある医王寺にある筆塚の碑
第18号 p.8 郷土関係図書紹介
『埼玉の街道』 『浦和の今昔物語』 『石仏入門』
→『石仏入門』というタイトルの資料があるという情報のみ。
×718.4『石仏入門』日下部朝一郎/著 国書刊行会 1978
全国の石仏が紹介されていて、浦和は調神社のみ。
p.5 郷土の伝説 第5回 西堀日向地区の伝説
西堀の伝説で、「日向不動堂」「日向の地名と真鳥山城跡」
「日向十景」「柊稲荷社」「鴻沼」「鬼ケ窪・早道場」
「あけぼ山」の話があり、日向不動堂に「武州足立郡日向十景碑」があり~と
書かれている。
それ以上詳しい話は記載なし。
第23号
p.6 六、臼木栄信の筆塚(南元宿)
七、吉岡範善の筆塚(道場?)
第26号
p.8 席、東福寺の大型板石塔婆
S380.4『うらわ文化』120号 〈講演要旨〉石仏の楽しみ
→ 中央図書館・北浦和図書館で禁帯のため確認できず。
“浦和&石造物”で検索
×S213.4『新編埼玉県史 図録』埼玉県/編集 埼玉県 1993
p.124~205 第3章 近世
西堀について記載なし。
・インターネットでキーワード“石像物”“写真”“本”で検索
×714.03『日本石造美術辞典 新装版』川勝政太郎/著 東京堂出版 1998
・図書館業務システムで資料検索 “石像”で検索
×S709.13『埼玉の文化財 第52号』埼玉県文化財保護協会/編 埼玉県文化財保護協会 2012
質問の場所については記載なし。
・図書館業務システムで検索
“土合&S*”(※Sは地域資料の別置記号)
△S213.4『土合郷土史』並木 薫/編 土合郷土史編さん協力会 1969
p.44~48 安土桃山時代
p.50~101 江戸時代
p.96~97 西堀日向十景 p.96に2行ほどの紹介文とp.97に白黒写真
p.98 日向十景の碑 おそらく碑の文のみ記載と碑の写真
×S213.4『大宮の郷土史 第24号』大宮郷土史研究会/編 大宮郷土史研究会 2005
p.21~24 桜区 -旧土合村-を訪ねる
西堀のことや石像遺物のことは記載なし。
“西堀&S*”(※Sは地域資料の別置記号)
○S213.4『下大久保新田遺跡(第5次)・西堀上ノ宮遺跡(第3次)』さいたま市遺跡調査会/編 さいたま市遺跡調査会 2004
p.13~44 西堀上ノ宮遺跡(第3次)←さいたま市桜区西堀2丁目に所在(p.39より)
p.19~ 第5章 遺構と遺物
第1節 住居跡
p.19~23 第2号住居跡出土土器
p.23~24 第3号住居跡出土土器
p.24 第3号住居跡所蔵穴出土土器
p.26 第4号住居跡出土土器
p.26~29 第6号住居跡出土土器
p.29 第7号住居跡出土土器
p.30 第8号住居跡出土土器
p.32 第9号住居跡出土土器
・さいたま市ホームページ内で検索
“西堀&石像”、“西堀&石像遺物”→質問に合うようなページはヒットせず。
“土合村&石像遺物”→6件ヒットするが、質問に合わない。
△S185.5『浦和の石ぶみ 浦和歴史文化叢書8』浦和市郷土文化会/編 浦和市郷土文化会 1987
この本は、「刊行にあたって」によると、市内に残る新・古の石碑を会員の足でたずね、
碑文を書き写し、ここに、それらをまとめた小冊子を公にしたもの、とのこと。
なので、調査書ではないが、一応西堀のものが載っていた。
P.19~20 三十四、天保十二年(一八四一) 日向十景碑 西堀 日向不動堂
×S709.13『浦和の文化財』浦和市教育委員会/編集 浦和市教育委員会 1986
・レファレンス協同データベースで“石造遺物”を探していたら、次のサイトがあると
わかった。
「全国遺跡報告総覧」 WEBで発掘調査報告書の全文データを検索できるらしい
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja(2022.11.18最終確認)
“西堀&石造遺物”→ヒットせず
“浦和&西堀” →5件ヒット
S213.4『真鳥山城遺跡発掘調査報告書 浦和市遺跡調査会報告書 第222集』浦和市遺跡調査会/編集 浦和市遺跡調査会 1997
市内で中央図書館が2冊所蔵しているが、両方とも書庫地域で禁帯
データベースによると、遺跡の所在地は、浦和市西堀10
主な時代は中世からで、近世時代の陶器、磁器、砥石などがあるかも。
インターネットで“真鳥山城”は、今は日向不動堂となっていて、
遺構とかもあまりないとのこと。
×S213.4『東北新幹線関係埋蔵文化財発掘調査報告5 須黒神社遺跡』埼玉県埋蔵文化財調査事業団 1986
データベースによると、遺跡の所在地は浦和市大字西堀上の宮とのこと。
住居跡や土器、石器は載っているが石造物は載っていない。
・『浦和市史』で“石造遺物”の記述を探す
×『浦和市史 第3巻[1] 近世資料編1』浦和市総務部市史編さん室/編 浦和市 1981年
×『浦和市史 第3巻[2] 近世資料編2』浦和市総務部市史編さん室/編 浦和市 1986年
×『浦和市史 第3巻[3] 近世資料編3』浦和市総務部市史編さん室/編 浦和市 1984年
×『浦和市史 第3巻[4] 近世資料編4』浦和市総務部市史編さん室/編 浦和市 1985年
×『浦和市史 通史編2』浦和市総務部市史編さん室/編 浦和市 1988年
×『浦和市史 民俗編』浦和市総務部市史編さん室/編 浦和市 1980年
- 事前調査事項
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与野市史文化財編の近世の石像遺物のようにまとめたもの
写真が載っている。
S213.4『与野市史 文化財編』与野市企画部市史編さん室/編 与野市 1983年
p.189~ 第二編 石像遺物
近世とは…安土桃山時代と江戸時代のこと
石造遺物とは…石造、石碑、石祠(せきし)
- NDC
-
- 関東地方 (213 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- さいたま市桜区
- 石像遺物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000328079