レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月26日
- 登録日時
- 2020/12/10 16:24
- 更新日時
- 2022/07/20 20:43
- 管理番号
- 県立長野-20-071
- 質問
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解決
長野県における地域の区分けに東信、中信、南信、北信の4区分があるが、どのように分けているのか教えて欲しい。
- 回答
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1 『長野県史通史編 別巻(年表・索引)1 年表』長野県編 長野県史刊行会 1992 【N209/11-4/別1】
例言ⅱのページに、「文中に、信濃の地域呼称として、東信(佐久・小県)、南信(諏訪・伊那)、中
信(筑摩・安曇・木曽)、北信(更級・埴科・高井・水内)などの略称を使用した。」という記載あり。
『長野県史 方言編 全1巻』 長野県編 長野県史刊行会 1992 【N209/11-6/1】
例言ⅰのページに、「本巻に用いた北信地方・東信地方・中信地方・南信地方の各地域呼称は、次の旧
郡の行政地域を示している。
北信地方(上水内郡 下水内郡 上高井郡 下高井郡 更級郡 埴科郡)
東信地方(小県郡 北佐久郡 南佐久郡)
中信地方(北安曇郡 南安曇郡 東筑摩郡 西筑摩郡)
南信地方(諏訪郡 上伊那郡 下伊那郡)」という記載あり。
2 『長野県百科事典』 信濃毎日新聞社開発局出版部編 信濃毎日新聞社 1981 【N030/2】
東信、中信、南信、北信についての項目が、以下のページにあり。
東信 p.552「上田、小諸、佐久の3市と小県、北佐久、南佐久の3郡にわたる。」とある。現在
は東御市を加えた4市になっている。
中信 p.523「木曽、東筑摩、南安曇、北安曇の4郡と松本、大町、塩尻の3市とからなる。」と
なっているが、合併により南安曇郡は消滅し、3郡と安曇野市を加えた4市となっている。
南信 p.616「諏訪、上伊那、下伊那の3郡と岡谷、諏訪、茅野、伊那、駒ケ根、飯田の6市を範
囲とする。」
北信 p.716「埴科、更級、上高井、下高井、上水内、下水内の6郡と更埴、長野、須坂、中野、
飯山の5市の範囲をいう。」とある。合併により、更級郡は消滅、更埴市は千曲市となっている。
3 『角川日本地名大辞典 20長野県』
「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1990 【N293/18】
東信地方、中信地方、南信地方、北信地方についての項目が、以下のページにあり。
東信地方 p.751 中信地方 p.726 南信地方 p.849 北信地方 p.996
区分けは、上記の『長野県百科事典』と同様。
4 長野県としての行政的な区分けは、地域で生じている課題や県民ニーズを的確に把握し、課題解決にあたる県の組織「地域振興局」が設置されている10広域となっている。
詳細は、長野県ホームページ内の「長野県の10広域」【最終確認2021.3.18】にあり。
5 下記資料では4地域が図示されている部分が確認できた。
『やさしい長野県の教科書地理』市川 正夫責任編集 しなのき書房 2020【N290/222b】
表見返し部分に4地域が色分けされた図の掲載がある。
『都道府県別日本の地理データマップ 4 中部地方』小峰書店 2012【N290/248】
p.48「長野県の行政区分」に市町村と4地域の境界線が描かれた図が掲載されている。
『ポプラディアプラス日本の地理 3 中部地方』ポプラ社 2020【291/ポ/3】
p.164-165「各市町村の人口マップ」の図で4地域の境界が示されている。
- 回答プロセス
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1 依頼者のメールに、「長野県史において、東信、中信、南信、北信の区分けがある」との記述があったため、まず『長野県史』に凡例等あるか調査。
2 長野県全体に関する事項であるため、『長野県百科事典』を調査。
3 長野県の歴史に関する件であるため、郷土資料の209、290の棚をブラウジングし、調査。
4 地名に関する件であるため、郷土資料の290の棚をブラウジングし、調査。。
5 依頼者のメールに、「自治体ならどのような区分けをするか」との記述があったため、長野県政、市町村に関する資料を調査。また、長野県ホームページ内の「長野県の10広域」【最終確認2021.3.18】を調査。
<その他調査済み資料>
『はみだす 1992 現代信州の基礎知識』 県民Cチーム著 銀河書房 1992 【N049/94】
『長野県の歴史 県史20』 古川貞雄著 山川出版社 2010 【N209/13】
『信州の歴史と文化 山と平と文学と』
信州大学「信州の歴史と文化」編集委員会編 郷土出版社 1995 【N209/36】
『信州学セミナー 「信州合衆国」の歴史と文化』市川健夫著 信濃教育会出版部 2000 【N209/44】
『あなたの知らない長野県の歴史 歴史新書』 山本博文監修 洋泉社 2014 【N209/51】
『もっと知りたい長野県の歴史 歴史新書』 小和田哲男監修 洋泉社 2015 【N209/53】
『長野「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない‟信州“の歴史を読み解く!』
原智子編 実業之日本社 2014 【N290/261】
『日本歴史地名体系 20 長野県の地名』 平凡社 1979 【N290.3/54】
『信州学大全』 市川健夫著 信濃毎日新聞社 2004 【N293/64】
『ほんとうの信州 信濃の国のかたち』 角憲和編著 岳風書房 2003 【N302/10】
- 事前調査事項
- NDC
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- 歴史 (200 10版)
- 地理.地誌.紀行 (290 10版)
- 行政 (317 10版)
- 参考資料
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長野県 編 , 長野県. 長野県史 通史編 別巻(年表・索引) 年表. 長野県史刊行会, 1992.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002608230-00 -
長野県/編 , 長野県. 長野県史 方言編 全1巻. 長野県史刊行会, 1992.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005086197-00 -
信濃毎日新聞社開発局出版部 編 , 信濃毎日新聞社. 長野県百科事典 補訂版. 信濃毎日新聞社, 1981.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001525555-00 -
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 20 (長野県). 角川書店, 1990.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002055045-00 , ISBN 4040012003 -
市川正夫 責任編集 , 市川, 正夫, 地理. やさしい長野県の教科書地理 令和版. しなのき書房, 2020.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I030448835-00 , ISBN 9784903002637 -
砂田, 武嗣 , 水谷, 学. 都道府県別日本の地理データマップ 4 新版. 小峰書店, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024024024-00 , ISBN 9784338277044 -
中部地方. ポプラ社, 2020. (ポプラディアプラス日本の地理, 3)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I012291834-00 , ISBN 9784591164990
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長野県 編 , 長野県. 長野県史 通史編 別巻(年表・索引) 年表. 長野県史刊行会, 1992.
- キーワード
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- 東信地方
- 中信地方
- 南信地方
- 北信地方
- 長野県史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000290514