レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年09月12日
- 登録日時
- 2018/01/04 13:22
- 更新日時
- 2018/05/02 14:15
- 管理番号
- 埼久-2017-109
- 質問
-
解決
所沢市の中氷川神社について、正長元年(1428年)の棟札の内容が記載されている本が見たい。
- 回答
-
以下の資料に記載があり、これを紹介した。
『所沢市史』(所沢市 1954)
p576に棟札の内容あり。
「武蔵国入東郡宮寺郷下村中氷川神社殿造営正長元年九月廿三日 敬白左大壇那宮寺惣地頭平朝臣蔵人入道沙弥道椿 弾正重定四郎左ェ門信重 奉造営右吾那安芸守久下筑前守神主左ェ門尉太夫家吉時大工道栄」とあり。
『所沢市史研究 第20号』(所沢市教育委員会文化財保護課編 所沢市教育委員会 1997)
p60-62「三ヶ島中氷川神社に伝わる棟札3枚について」に「正長元年九月二十三日 棟札」の内容の記述あり。「出典は『所沢市史(旧版)』」(上記資料)とあり。
質問の棟札について「正長元年(一四二八)と天文二三年(一五五四)の二枚は江戸時代文政四年(一八二一)に書き替えたものであり、裏面に「文政四年巳十二月旧棟札紛失ヲシル、同月十九日訴、社寺奉行松平周防守様御下知之上、今旧ノ如ク書シ本宮ニ収ム、文政五祀三月十五日、中氷川長宮神主宮野出雲守藤原朝臣義信」と記すという(「中氷川神社明細帳」『所沢市史 社寺』所収)。」とあり。
『所沢市史 社寺』(所沢市 1984)
p337「中氷川神社 三ヶ島」に引用されている「中氷川神社明細帳」の由緒書きに棟札の内容が触れられている。
上記資料2点と棟札の文章に多少の違いあり。
「神殿棟札ノ文ニ「武州入東郡宮寺郷下村中氷川神社殿造営正長元年九月二十三日(敬白)左大檀那宮寺惣地頭平朝臣蔵人入道沙彌道椿四郎左衛門信重彈正重定(奉造営)右吾那安芸守久下筑前守神重左衛門尉大夫家吉時大工造営」」とあり。
- 回答プロセス
-
所沢市史、その他所沢市の研究について書かれた資料を確認する。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
-
- 『所沢市史』(所沢市 1954)
- 『所沢市史研究 第20号』(所沢市教育委員会文化財保護課編 所沢市教育委員会 1997)
- 『所沢市史 社寺』(所沢市 1984)
- キーワード
-
- 中氷川神社
- 所沢市(埼玉県)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000227898