レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/9/24
- 登録日時
- 2019/11/07 00:30
- 更新日時
- 2019/11/07 17:17
- 管理番号
- 1461
- 質問
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解決
『能登名跡志』に今の能登の「高洲山」について「夫木抄などにある中納言家持卿の歌に、狩人の来ぬ日もありて高淵の山の雉子はのどけからまし」とある。
しかし家持の作ではなく、相模の作である。この歌の載った相模の本を見たい。
- 回答
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該当の歌は『相模家集』のp20に載っているが、「旅人のこぬがありとも鷹ふちの山の雉子ののとげからじな」となっている。
『大日本地名辞書』第二巻のp351の「鷹鞭山」に「狩人のこぬ日ありとも鷹むちの山のきぎすはのどけからじな」(相模家集)と引用されている。
- 回答プロセス
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『桂宮本叢書 第9巻 図書寮所蔵 私家集 第9』(918/2/9)収録の『相模集』『思女集』には該当の歌なし。
『日本名跡叢刊 90』針切相模集(A728.1/40/90)にもなし。
Googleでやまのきぎすは のどけからじな" "相模集"で検索し、『増補 大日本地名辞書 上方』がヒットした。"
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 1 日本歌学全書 [正]-第4編 [佐佐木/信綱?編纂] 博文館 1891 911.1/455/4 p20
- 2 大日本地名辞書 第2巻 増補版 吉田/東伍?著 富山房 1980 291.03/8/2 p351
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000264798