レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年08月07日
- 登録日時
- 2013/08/04 10:27
- 更新日時
- 2015/12/29 00:30
- 管理番号
- 10-0B-201308-01
- 質問
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解決
けん玉は始め鹿の角で作っていたらしいが、その写真か絵が見たい。
- 回答
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『けん玉リーダー読本 : ひと目でわかる』(藤原 一生/著 教育出版センター 1982.8)
p.166に、鹿の角製のけん玉の写真あり。
『けん玉スポーツ教室 : 入門からチャンピオンコースまで 』(藤原 一生/著 金の星社 1980.6)
p.142にも、鹿の角製のけん玉を再現した写真あり。
- 回答プロセス
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1.当館所蔵を件名”けん玉”で検索して見つけた資料のうち、歴史についての記述がありそうなものを確認。
1)『けん玉たのしいな (シリーズつくってあそんで3)』(新間 英雄/著 一声社 1991.1)
「けん玉の歴史」の章(p.70-73)のp.71にさまざまなけん玉の写真があるが、鹿の角についての記述や写真・絵はなし。
2)『けん玉』(日本けん玉協会/監修 丸石 照機/文 鈴木 一郎/文 千葉 雄司/文 文渓堂 2003.2)
「けん玉の歴史」の章(p.26-31)のp.26に「イヌイットのけん玉」の絵があり、「イヌイットのアジャクゥアク(Ajaqaq)というけん玉は、動物の角や骨を使い、底や側面にはいくつもの穴があけられていて、手に握った棒で突きさしていきます。」との記述があるが、絵のけん玉に使用されている動物は不明。
3)『けん玉リーダー読本 : ひと目でわかる』(藤原 一生/著 教育出版センター 1982.8)
p.166に、けん玉の写真と「江戸時代に作られた鹿の角製のけん玉。(後略)」と注釈あり。
4)『けん玉スポーツ教室 : 入門からチャンピオンコースまで 』(藤原 一生/著 金の星社 1980.6)
p.142に、けん玉の写真と「中国からつたわってきた、シカのツノ製のけん玉を再現したもの」と注釈あり。
2.『けん玉リーダー読本 : ひと目でわかる』に掲載されていた、参考資料を確認。
1)『嬉遊笑覧 18(巻10) 飲食』(喜多村 信節/撰 近藤圭造 1887.1) p.61に
「安永六七年の頃拳玉と云もの出来たり 猪口の形して柄あるものなりそれに糸を付て先に玉を結たり 鹿角にて造る其玉を(後略)」とあるが図はなし。
2)『拳会角力図会(けんさらえすまいずえ)2巻』(義浪[他] 河内屋太助[ほか1名] 文化6刊)[国立国会図書館デジタル化資料http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2533879 2013.8.6確認]
50コマ目「匕玉拳(すくいたまけん)」の項に木酒器玉(こっぷだま)の図があるが、鹿の角のものは記述・図ともになし。
- 事前調査事項
- NDC
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- その他の室内娯楽 (798 9版)
- 風俗史.民俗誌.民族誌 (382 9版)
- 参考資料
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- 『 けん玉スポーツ教室 : 入門からチャンピオンコースまで (かもめの本)』 藤原一生 著 金の星社 1980
- ISBN 4-323-00752-3 〈当館書誌ID:0070020978〉
- 『けん玉リーダー読本 : ひと目でわかる (サンシャインブックスL)』 藤原 一生 著 教育出版センター 1982
- 〈当館書誌ID:0070029920〉
- 国立国会図書館デジタル化資料『拳会角力図会(けんさらえすまいずえ)2巻』(義浪[他] 河内屋太助[ほか1名] 文化6刊)http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2533879
- キーワード
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- けん玉
- 鹿の角
- 中国
- 遊戯
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- NPO法人日本けん玉協会HPに「けん玉の歴史」ありkendama.or.jp/archives/history/ 鹿角のけん玉については、記載なし。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135082