レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年11月9日
- 登録日時
- 2013/03/19 16:36
- 更新日時
- 2018/08/31 17:36
- 管理番号
- 県立K2012-182
- 質問
-
解決
高知市春野(旧・春野町)の、西畑人形(サイバタニンギョウ)についての資料。いつ、誰が始めたか等、入門的な内容でよい。
- 回答
-
※ 高知県立図書館・高知市民図書館合築に伴い、資料に関する情報が現在の情報とは異なる場合があります。 ※
『春野町史』(春野町史編纂委員会/編、1976年)、p.569に記述があります。
『高知県人名事典<新版>』(高知新聞社、1999年)、p.397「新階楠松」の項目内に説明があります。
『高知県人名事典』(高知市民図書館、1971年)、p.177「新階楠松」の項目内に説明があります。
『高知県百科事典』(高知新聞社、1976年)、p.357「西畑人形芝居」の項目があります。
『土佐史談 233号』(土佐史談会、2006年)、p.113~120「弘岡人形座にみる西畑人形の変遷」林 重道/著
『高知史跡春野村(高知史跡 第9集)』(橋詰延寿/著 、高知史跡春野村刊行会、1960年)、p.45~46「西畑人形」に説明あり。
『土佐西畑デコ芝居』(土佐西畑デコ芝居編纂委員会編、春野町、1997年)が詳しい。
- 回答プロセス
-
●高知市春野(旧・春野町)に伝わるということなので、まずは『春野町史』を確認する。巻末の件名索引で「西畑人形」を引く。P.569参照とあり。P.569には、西畑人形を興隆させた新階楠松(1870~1954)について書かれている。ただし、西畑人形そのものについての説明は少ない。
●『春野町史』の説明文中に『高知県人名辞典』によれば、との記述があったので確認する。『高知県人名辞典』という資料はないので、「事典」のまちがいかと判断。『高知県人名事典<新版>』p.397「新階楠松(シンガイクスマツ)」の項目には、「西畑人形(明治12年ごろ西畑村で誕生)」、「西畑人形座、創始者・柳井十蔵」との記述がみつかった。
●『高知県人名事典』p.177「新階楠松(シンガイクスマツ)」の項目には、「西畑人形の創始者」とあり。「土佐の正月の風習である「カイツリ」に西畑部落の柳井十蔵らが卵の殻に目鼻をかいて人形劇をするのを見て、そのグループに入る。楠松はその独創力によってリーダー格となり~」とあり。
●『高知県歴史辞典』の巻頭の索引を引くが、西畑人形は無い。
●『高知県百科事典』の巻末にある索引を引くと、「西畑人形芝居」の項目がある。p.357「西畑人形芝居」には、起源、創始者等について説明がある。明治12年ごろ、柳井十蔵が始めたといわれる、とあり。
●自館OPACで、キーワード検索。キーワード=「西畑人形」。ヒットした中から、関係がありそうな資料にあたっていく。
●『土佐史談 233号』 p.113~120「弘岡人形座にみる西畑人形の変遷」(林 重道/著)に、起源、始めたといわれる人物、発展などについて詳しく書いている。
●『高知史跡春野村(高知史跡 第9集)』 p.45~46「西畑人形」には、簡略ではあるが説明がある。起源、始めたといわれる人物、発展などについて。人物名は書かれているが、いつ頃から始まったかということにはふれていない。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 人形劇 (777)
- 参考資料
- キーワード
-
- 西畑人形
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000129176