レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/4/27
- 登録日時
- 2011/04/11 02:00
- 更新日時
- 2021/02/25 14:06
- 管理番号
- 中央-2010-12
- 質問
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画家・寺松国太郎(1876-1943)の図録か画集はないか。作品が見たい。
- 回答
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まとまった図録や画集は所蔵していないが、作品が掲載された資料が数点見つかった。
資料1を調査したところ、資料2に「櫛」という作品が収録されていることがわかる。
また、資料3で「寺松国太郎」の項を見ると「寺松坦齋を見よ」となっており、「寺松坦齋」の項に文展や新文展の出品歴が列記されている。
都立図書館では出展時の図録そのものは所蔵していなかったが、『日展史 1~41』(日展史編纂委員会企画・編集)には日展の全出品作品の縮小図版(白黒)が掲載されているので、その中から寺松国太郎の出品作品を確認することができる。例えば、資料4には第2回文展出品の「眠れる女」、第3回文展出品の「大原女」の白黒図版が掲載されている。
さらに手がかりを求めて人物情報データベース[WHO PLUS] により経歴を確認すると、岡山県出身であること、関西美術院の教授であったことがわかったため、資料5~7も調査した。
資料5には、「食後」「裸婦」「天籟」「乙女散華の図」のカラー図版と「女性像」「天女」の白黒図版が掲載されている。
資料6には、「コンパクト」の白黒図版が掲載されている。
資料7には、「釣人」「食後」「乙女散華の図」「サロメ」のカラー図版が掲載されている。
このほか、[美術図書館横断検索](https://alc.opac.jp/search/all/ ) で<寺松国太郎>のキーワードで検索をすると、都立図書館では未所蔵の展覧会カタログが数点ヒットする。そのうちまとまった掲載量があると思われる資料としては、
『寺松国太郎・吉田苞 郷土作家展 第8回』(岡山県総合文化センター 1979)がある。(最終確認日:2020年4月28日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本画 (721 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 日本美術作品レファレンス事典 絵画篇 近現代 / 日外アソシエ-ツ株式会社∥編 / 日外アソシエ-ツ , 1992.8 <R/7203/3002/1>
- 【資料2】 名作選 3 洋画編 / 小池腎博∥執筆 / 集英社 , 1978.10 ( 現代日本美人画全集 第11巻 ) <D/7219/147/11>
- 【資料3】 文展・帝展・新文展・日展出品歴索引 明治40年-昭和32年 / 日展史編纂委員会∥企画・編集 / 日展 , 1990.3 ( 日展史資料 2 ) <DR/7038/3002/2>
- 【資料4】 日展史 第1 文展編 第1 / 日展史編纂委員会∥編集 / 日展 , 1980 <7069/31/1>
- 【資料5】 岡山の美術 : 近代絵画の系譜 / 毎日新聞社 , 1980.3 <D/7202/15/80>
- 【資料6】 岡山の絵画 / 脇田秀太郎∥著 / 日本文教出版 , 1974 ( 岡山文庫 ) <S/7202/5/74>
- 【資料7】 浅井忠と関西美術院展 / 府中市美術館 , 2006 <D/723.1/5436/2006>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000084408