レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年04月21日
- 登録日時
- 2020/04/21 16:11
- 更新日時
- 2021/02/04 09:26
- 管理番号
- 埼久-2020-023
- 質問
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解決
かんぴょうの原料となる植物の原産国と日本への伝来について知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供した。
『世界大百科事典 2005年改訂版 28』(平凡社 2005)
p558-559「夕顔」の項に、「果実はかんぴょうの原料あるいは容器として利用される。(中略)インドの原産で、かんぴょうの原料となるユウガオの系統は中国、日本で栽培され(中略)日本へは中国から渡来したと思われるが、その年代については明らかではない。」とあり。
『地域食材大百科 第9巻 豆乳,豆腐,湯葉,乾物,乾燥野菜・果実,ふりかけ』(農山漁村文化協会編 農山漁村文化協会 2013)
p140「かんぴょうの原料となる野菜であるユウガオは、ウリ科の一年生植物でヒョウタンの近縁種である。その原産地はインドおよび北アフリカ地方とされ、(中略)中国、朝鮮を経て3-4世紀に渡来しているものと推定され(後略)」とあり。
- 回答プロセス
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1 参考図書を調査する。
『世界大百科事典 2005年改訂版 6』(平凡社 2005)
p486「干瓢(かんぴょう)」の項に「ユウガオの果肉をテープ状に薄く細長くむいて乾燥したもの。」とあり。
2 NDC分類〈596〉〈47〉の棚を確認する。
3 自館目録を〈ユウガオ〉〈カンピョウ〉で検索する。
4 《国立国会図書館リサーチナビ》(https://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 国立国会図書館)を〈干瓢〉で検索する。
《国立国会図書館レファレンス協同データベース》(http://crd.ndl.go.jp/reference/ 国会図書館)
「かんぴょう (干瓢)」について。いつ頃、なぜ、ユウガオ(夕顔)の実を干してかんぴょうを作り始めたのか、また、栃木県の特産品となった経緯も知りたい。」(栃木県立図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000212606)
5 4の情報の参考資料を確認する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年4月21日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物学 (470 9版)
- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 『世界大百科事典 2005年改訂版 28』(平凡社 2005)
- 『地域食材大百科 第9巻 豆乳,豆腐,湯葉,乾物,乾燥野菜・果実,ふりかけ』(農山漁村文化協会編 農山漁村文化協会 2013) , ISBN 9784540112102
- キーワード
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- 干瓢
- ユウガオ-ウリ科
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 植物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280847