レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年03月02日
- 登録日時
- 2015/04/22 17:30
- 更新日時
- 2019/11/27 11:07
- 管理番号
- 京資-309
- 質問
-
解決
聖アグネス教会が明治時代に建てられた際、会堂の塔の紋が菊に似ていたので変更されたと聞いた。変更前と変更後の様子が分かる資料はあるか。
- 回答
-
『近代名建築京都写真館:写真集』のp42~43によると、聖アグネス教会は明治31(1898)年に建設された京都市上京区下立売通烏丸西入ルにあるゴシック様式の赤レンガの建物で、平安女学院の礼拝堂とされる。
紋の変更前の写真については、『写真で見る125年史:平安女学院』のp27にあり、「会堂の塔の紋が菊に紛らわしいので取替えるよう警察から指示があった」と記載されている。また、同書のp29には1901(明治34)年の写真があり、紋が十字に変わっていることが分かる。
なお、『近代名建築京都写真館:写真集』のp42~43にも変更後の白黒写真があり、『写真で見る125年史:平安女学院』の写真よりもはっきりと十字であることが分かる。
- 回答プロセス
-
1.京都府立総合資料館の図書検索システムで、キーワード「聖アグネス教会」を検索したが、資料は見つからなかった。
2.聖アグネス教会は平安女学院の礼拝堂であるため、同システムでキーワード「平安女学院」を検索し、検索の結果見つかった資料の中から『写真で見る125年史:平安女学院』を調べた。
3.京都の近代建築に関する資料(NDC分類:521.6)を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
-
- 『写真で見る125年史:平安女学院』 平安女学院創立125年史編纂委員会編集 平安女学院 2000年 図書請求記号:K1||377.3||H51
- 『近代名建築京都写真館:写真集』 福島明博著 日本機関紙出版センター 1996年 図書請求記号:K1||521.6||F51
- キーワード
-
- 聖アグネス教会
- 平安女学院
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000171382